全国各地で課題曲説明会

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2008/01/11

例年、課題曲CDそっくりに演奏する子がいると嘆く審査員がいらっしゃいます。そもそも課題曲CDは模範演奏ではなく課題曲選択の一助として作られているものですが、初めて聴いた演奏がイメージを固定してしまうのかもしれません。また、審査員を務めるピアニストが課題曲説明会で紹介した通りに弾けば必ずコンペでよい点が取れるはずだ、と考えて真似る方もいらっしゃるようです。

ピティナ・ピアノコンペティションでは、審査員の先生方がそれぞれ違う感じ方や考え方を持っていることを前提に5?9名で審査していますので唯一絶対の演奏はないと考えるのが適切だと思います。一つの考え方に偏らないために楽譜以外一切参考にしないのも一案ですが、数多くのものに触れることはもっとよい案だと思います。

たとえば、課題曲説明会に参加して課題曲CDの演奏と比べてみてもよいと思いますし、ミュッセから発売されるアナリーゼ楽譜を見ながら演奏を聴いてもみてもよいと思います。このように多面的に音楽を追求することで、知性が磨かれていくことと思います。

全国各地の課題曲説明会や課題曲公開レッスンの開催数は、年々増えていますので、どうぞ積極的にご活用頂ければと思います。

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