A2級から特級への連続性

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2007/11/30

田村響君がロンティボー国際コンクールで優勝し新聞やテレビで報道されると、実に多くの方々から「田村響さんの優勝おめでとうございます。」とお祝いの言葉を頂きました。他人から祝福されれば誰でも嬉しいとは思いますが、田村君の優勝をピティナが祝福される喜びはまた格別なものがあります。

なぜなら、田村君はA1級から毎年参加し続け特級グランプリを受賞した生粋のピティナっ子だからです。G特級が創設されて10年くらいは、ピティナ参加経験のない方々で占められており、EF級の参加者がA2?D級の参加経験のある子ばかりなのと対照的でした。つまり、当時G特級はA2?F級の延長ではなく別のコンクールとして存在していたことになります。

今やA2級からG特級まで連続した一つのコンクールとして存在しています。ピティナに関わる指導者が、導入からG特級まで、くまなく指導するようになったからでしょう。そして、たった一人の特級グランプリ受賞者の活躍が、ピティナに参加する大多数のピアノ学習者の誇りとモチベーションを上げることになるのです。

G特級参加者の活躍やグランミューズ部門の参加者がピアノを通じて人生を豊かにしている様子が、ピアノを習い始めて間もない子供達の憧れや目標になれば、一つの大きなコンクールを運営している価値が高まると思っています。

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