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ショパン:3つのワルツ (第11-13番)
Chopin, Frederic:3 Valses (ges:/f:/Des:) Op.70 CT217-219

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第11番 変ト長調 No.11 op.70-1 Ges dur 1分30秒
2 第12番 ヘ短調 No.12 op.70-2 f moll 3分00秒
3 第13番 変ニ長調 No.13 op.70-3 Des dur 3分30秒
出版情報 作曲年: 1832, 1842, 1829年  出版年: 1855年  初版出版地/出版社: Krakow 
解説未満の曲情報
第12番 ヘ短調 Op.70-2は1852年Karakauが初版。 ワルツ番号はパデレフスキ版による。

楽曲解説

 遺作として1855年に出版された3曲のワルツ。

 1曲目の変ト長調は、1832年の作とされている。マズルカの1種、オベレクのような雰囲気が感じられる3部形式のワルツ。モルト・ヴィヴァーチェの主部とメーノ・モッソの中間部からなる。アウフタクトの開始や装飾音の多用、旋律の所々に見られる10度の跳躍等、短いながらにはっきりした特徴をもっている。主部の旋律が1本の線のようであるのに対し、中間部では3度や和音による旋律となる。

 2曲目のヘ短調は、1841年の作とされる。1曲目と3曲目と同様に、献呈されていないものの、非公式にはマリー・ドゥ・クルトナー等数人に贈られている。テンポ・ジュストの2部形式からなる。出版に際して校訂者がこの2部形式をそのままそっくり繰り返す版を作ったため、演奏に際してはそのどちらかを選択することになる。2部形式のB にあたる部分では、変イ長調に転じ、そのまま曲を閉じることが興味深い。曲全体を通して、スラーの長さが1小節、2小節、比較的長いスラーと多様であるため、演奏に際してそのことに留意すると、短いながらに印象深い作品としての味わいが出てくるだろう。
 
 3曲目の変ニ長調は、1829年の作とされる。3部形式によるモデラート。献呈はされていないが、ワルシャワ音楽院での学生時代に知り合った声楽の学生、コンスタンツィア・グウァドコフスカのことを想って作曲したとされる。右手は2声からなり、演奏に際してはこの2つのラインを弾き分けることが大切である。
■参考文献
Fryderyk Chopin “Waltzes for piano”ed. I.J. Paderewski, L. Bronarski, J. Turczynski Warszawa : Instytut Fryderyka Chopina 1977
2007年6月執筆者: 齊藤 紀子
 同時期に作曲された楽曲
 59 Tägliche Studi…/モシェレス [1842]
 ワルツ 変ホ長調/ベートーヴェン [1824]
 無言歌集 第4巻/メンデルスゾーン [1841]
 華麗な大ワルツ「ベルン…/リスト [1836]
 ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調/エルツ(ヘルツ) [1834]

コンサート この曲が演奏されるコンサート

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 過去のコンサート履歴

音源 音源情報

Youtube PTNAチャンネル音源
 第13番 変ニ長調 (寺嶋 陸也)

ミュッセ 楽譜情報

 ワルツ 第11番 変ト長調 Op.70-1 (Op.posth.) 
 ワルツ 第12番 ヘ短調 Op.70-2 (Op.posth.) 
 ワルツ 第13番 変ニ長調 Op.70-3 (Op.posth.) 
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