作品概要
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楽章・曲名 |
演奏時間 |
譜例 |
| 1 |
第11番 変ト長調 No.11 op.70-1 Ges dur |
1分30秒 |
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| 2 |
第12番 ヘ短調 No.12 op.70-2 f moll |
3分00秒 |
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| 3 |
第13番 変ニ長調 No.13 op.70-3 Des dur |
3分30秒 |
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出版情報
作曲年: 1832, 1842, 1829年
出版年: 1855年
初版出版地/出版社: Krakow
解説未満の曲情報
第12番 ヘ短調 Op.70-2は1852年Karakauが初版。
ワルツ番号はパデレフスキ版による。
遺作として1855年に出版された3曲のワルツ。
1曲目の変ト長調は、1832年の作とされている。マズルカの1種、オベレクのような雰囲気が感じられる3部形式のワルツ。モルト・ヴィヴァーチェの主部とメーノ・モッソの中間部からなる。アウフタクトの開始や装飾音の多用、旋律の所々に見られる10度の跳躍等、短いながらにはっきりした特徴をもっている。主部の旋律が1本の線のようであるのに対し、中間部では3度や和音による旋律となる。
2曲目のヘ短調は、1841年の作とされる。1曲目と3曲目と同様に、献呈されていないものの、非公式にはマリー・ドゥ・クルトナー等数人に贈られている。テンポ・ジュストの2部形式からなる。出版に際して校訂者がこの2部形式をそのままそっくり繰り返す版を作ったため、演奏に際してはそのどちらかを選択することになる。2部形式のB にあたる部分では、変イ長調に転じ、そのまま曲を閉じることが興味深い。曲全体を通して、スラーの長さが1小節、2小節、比較的長いスラーと多様であるため、演奏に際してそのことに留意すると、短いながらに印象深い作品としての味わいが出てくるだろう。
3曲目の変ニ長調は、1829年の作とされる。3部形式によるモデラート。献呈はされていないが、ワルシャワ音楽院での学生時代に知り合った声楽の学生、コンスタンツィア・グウァドコフスカのことを想って作曲したとされる。右手は2声からなり、演奏に際してはこの2つのラインを弾き分けることが大切である。
■参考文献
Fryderyk Chopin “Waltzes for piano”ed. I.J. Paderewski, L. Bronarski, J. Turczynski Warszawa : Instytut Fryderyka Chopina 1977