enc

バルトーク:ピアノ・ソナタ
Bartok, Bela:Klaviersonate 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Allegro moderato 5分00秒 No Image
2 第2楽章 Mov.2 Sostenuto e pesante 6分30秒 No Image
3 第3楽章 Mov.3 Allegro molto 3分30秒 No Image
出版情報 作曲年: 1926年  出版年: 1927年  初版出版地/出版社: Universal 

楽曲解説

バルトークは、初期の作曲において、民謡素材に基づくピアノ曲を多く作曲した。
しかし、1923年にオーケストラ作品《舞踏組曲》の作曲を最後に、3年間、創作活動を中断している。この準備期間を経て、1926年、バルトークは、初期の作品とは全く異なる作風をもって、自ら「後期」への意思を示したのであった。

この年に多くの重要作品がうみだされたが、それらの冒頭をかざる作品《ピアノ・ソナタ》は、彼のピアノ独奏曲の中でも最も重要な作品である。
 バルトーク唯一のピアノソナタであり、またピアノ独奏曲では、最大の規模をもつ。作風においては、初期の作品にみられたたような民俗的な性格に、抽象性が加えられ、絶対的音楽の世界が指向されている。
 
 音楽では、非常に打楽器的かつ多様なリズム、短い旋律、密集和音による打撃、幅の広い強弱変化、対比的な音色の配置、強固な形式構成など、洗練された音楽的書法がみられる。

第1楽章:アレグロ・モデラート
ホ音を主にしており、それらは特に冒頭、終結部で誇示されている。躍動的な力と響きに満ちている。軽快な第一主題と、静かな第二主題、またそれらから派生する多様なリズムが精密に組み合わされた楽章。

第2楽章:ソステヌート・エ・ペサンテ
前後の楽章と対照的に、重苦しく、しかし緊張感に満ちた雰囲気をたたえている。

第3楽章:アレグロ・モルト
フィナーレでは特に民族舞曲風な色が強い。ロンド形式を変形させた形をとる。
主題は素朴で、明快。拍子の変化が多く、近代的な速度感をもっており、生き生きとした生命感が感じられる。

《ピアノ・ソナタ》が作曲されたこの年には、《第一ピアノ協奏曲》、組曲《戸外にて》などが作曲されている。そして1927年~28年にかけて作曲された《第三、第四弦楽四重奏曲》、1930年~31年の《第二ピアノ協奏曲》などを経て、《第五弦楽四重奏曲》以後の円熟期に向かう。
2007年7月執筆者: 和田 真由子
 同時期に作曲された楽曲
 2つの前奏曲/エスプラ [1918]
 ジタネリアス/インファンテ [1925]
 ミクロコスモス 第6巻…/バルトーク [1926-39]
 パルティータ/トゥリーナ [1930]
 ピアノ・ソナタ 第4番/諸井 三郎 [1930]

コンサート この曲が演奏されるコンサート

 土屋栄子ピアノリサイタル
 [名義後援] [PTNA会員]
2012年6月30日14時
東京/王子ホール
 過去のコンサート履歴

音源 音源情報

Youtube PTNAチャンネル音源
 全楽章 (加藤 大樹)
 全楽章 (ロー 磨秀)
 第1楽章 (和泉 真弓)
 第2楽章 (和泉 真弓)
 第3楽章 (和泉 真弓)
 1.第1楽章 (今井 顕)
 2.第2楽章 (今井 顕)
 3.第3楽章 (今井 顕)

ミュッセ 楽譜情報

現在ミュッセに関する情報はありません。
 PR
mixiチェック