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ファリャ  :  火祭りの踊り
Falla, Manuel  :  Danza ritual del fuego
ピアノ独奏曲 [pf/ リダクション/アレンジメント

作品概要

演奏時間 譜例  
4分 0秒  --- 
作曲年:1914-1916
出版年:1921

楽曲解説

総説 2007年12月  執筆者: 和田 真由子
ファリャは、1914年、ジプシー系女性舞踏家のパストーラ・インペリオからの依頼をうけて、舞台音楽《恋の魔術師》にとりかかり、1915年に完成させた。しかし初演が不評におわったため、ファリャはこれを改作し、1916年に再発表した。ピアノ用の編曲は、1921年に出版された。
〈火祭りの踊り〉はバレエ《恋の魔術師》の中の一曲であり、全曲中、最も人気が高い。華やかな効果が高く、単独で演奏されることも多い。

《恋の魔術師》の大筋は、以下のとおり。
未亡人カンデラスが、恋をするが、亡き夫の亡霊がこれに嫉妬し、邪魔しようとする。そこで、カンデラスは、友人ルシアにこの亡き夫の霊を誘惑させ、その間に自分の恋を成就させた。
〈火祭りの踊り〉は、悪魔払いの際の音楽である。燃えさかる炎の前で、カンデラスは激しく踊り、悪魔払いの儀式を行う。

4分の2拍子。アレグロ・マ・ノン・トロッポ。
2拍子の活気にみちた伴奏にのせて、呪術的旋律がうたわれる。ちろちろと揺れながら燃えさかっていくトリルの炎が、曲の怪しげな雰囲気をより盛り上げている。とり憑かれたように踊り狂い、高まっていくクライマックスは劇的で、演奏効果も高い。

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