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バルトーク  :  3つのチーク県の民謡
Bartok, Bela  :  3 Csik megyei nepdal  Sz.35  BB 45b
ピアノ独奏曲 [pf/ 曲集・小品集

作品概要

楽章・曲名 演奏時間
1 ルバート  /  Rubato   1分 30秒  -- 
2 リステッソ・テンポ  /  L'istesso tempo   1分 00秒  -- 
3 ポコ・ヴィーボ  /  Poco vivo   1分 00秒  -- 
3分 30秒
出版年:1908

楽曲解説

総説 2007年8月  執筆者: 和田 真由子
1904年、ハンガリー農民の歌ううたに心を奪われてから、バルトークは民謡の収集を志し、1906年から本格的な民謡の収集を開始した。1907年の夏には、チーク県(現在ルーマニア)に訪れ、1ヶ月以上にわたって民謡収集を行っている。この旅の途中で、バルトークはある羊飼いの老人が吹く笛に感動し、この旋律を、笛とピアノのために編曲した。その数ヶ月後、それをピアノ独奏用に編曲したものが、この《3つのチーク県の民謡》である。これは、バルトークが民族音楽を編曲したはじめてのピアノ作品である。

第1曲:村人が吹く笛による、単純な旋律が、さまざまな装飾音をもって奏される。即興的要素の強い装飾であり、その演奏は容易とはいえない。ドリア調。

第2曲:エオリア旋法による旋律が、テンポを微妙なゆれの中で奏される。親に反対をうける恋人同士の嘆きを歌った歌。

第3曲:テンポジュストではっきりと刻まれる拍にのせて、民俗音楽の旋律がうたわれる。徴兵命令により、故郷への別れを告げる少年たちの歌。なお、この曲に登場する旋律は、《8つのハンガリー民謡》の第五曲でも、用いられている。3曲中、演奏難易度は、比較的容易。

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