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ピアノ独奏曲 [pf/ 種々の作品

作品概要

演奏時間 譜例  
0分 30秒  --- 

楽曲解説

演奏のヒント 2017年4月  執筆者: 大井 和郎
 技術的に多少困難な曲です。複合拍子ですので、前へ前へ止まらずに進んでいく曲です。曲中にritやa tempoなどは書かれていません。これは筆者の想像に過ぎませんが、淡々と進んでいき、ルバート、ritなどはあまりかけないほうが良いような気がします。

 この曲で重要な事はアーティキュレーションです。スタッカートとレガートの区別をハッキリ付け、スタッカートは決して重たくならないようにします。その際に、手首の使い方が重要課題になります。

 例えば1小節目1拍目裏拍右手のCは2拍目でGに降りてきますが、そこにはレガートがかかっています。しかし、Gはスタッカートマーキングが付いています。コツとして、このCとGの2つの音に2回力を入れてはいけません。どちらかというと、Gのほうに力が入り、CはGの装飾音のような考え方で弾きます。

 故に、2つの音を弾くというよりは、1つのモーションでこの2つの音を弾いてしまう感覚になります。その際、指がGを弾いた瞬間に素早く手首を利用して手を上に上げます。1小節目2拍目裏拍のGから2小節目表拍のCに上がる場合も同じです。1つのモーションでGとCを弾き、手を少し上に上げてしまうように弾きます。その他、例えば4小節目の2拍目のスタッカートもやはり手を上に上げて、手が伴盤から離れていく途中で音符を短く弾く感じです。

 以降、これら2つの音のペアで、後ろの音がスタッカートで書かれている場合は全て同じ手の動きで処理します。

 さて、とは言え、13-15小節間などは、左手だけで軽く弾かなければならず、これがなかなか難しい場合もありますね。1つの方法ですが、13小節目の1拍目裏拍から2拍目表拍は、音が上に上がっていますのでこれを左手で弾き、次に13小節目2拍目裏拍から14小節目までは音が下がっていますので、これを右手で弾き、以降、交互に右と左手で弾く方法もあります。

 また、16小節目2拍目から17小節目1拍目までの左手もわりと辛いですよね?そこで16小節目2拍目より、左手で8分音符G A H を3つ弾いて17小節目のCとEは、Eを弾かずにCだけを弾きます。そうすると、Gから、4-3-2-1の指使いで、G A H C と弾きます。Cの上のEは、右手で6度を作り、右手のCと一緒に弾いてしまいます。このほうが格段に楽だと思います。

 同じく22小節目、1拍目裏拍から2拍目表拍に行く2つの音は、右で取ったほうが確実です。ご参考まで。

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