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バルトーク  :  ルーマニア民俗舞曲
Bartok, Bela  :  Roman nepi tancok  BB 68
ピアノ独奏曲 [pf/ その他の舞曲

作品概要

楽章・曲名 演奏時間
1 棒踊り  /  Bot-tanc (Stick Dance)  1分 00秒  -- 
2 飾り帯の踊り  /  Braul  0分 30秒  -- 
3 足踏み踊り  /  Topogo (The Stomper)  1分 00秒  -- 
4 ブチュム人の踊り  /  Bucsumi tanc (Bucsumi Dance)  0分 30秒  -- 
5 ルーマニア風ポルカ  /  Roman polka (Romanian Polka)  0分 30秒  -- 
6 速い踊り  /  Aprozo (Quick Dance)  1分 00秒  -- 
4分 30秒
作曲年:1909-15

楽曲解説

総説 2007年7月  執筆者: 和田 真由子
全体の演奏時間が5分程度の小曲。1909年トランシルヴァニアで採集されたルーマニア人の民謡が用いられている。バルトークが34歳(1915年)の時に作曲された。この年はバルトークの作曲において「ルーマニア音楽の年」と呼ばれ、この曲のほかに、《ソナチネ》、《ルーマニアのクリスマスの歌》など、ルーマニアの民謡の多くの編曲が作曲されている。

もともと、《ハンガリーにおけるルーマニア民俗舞曲》というタイトルをもっていたが、作曲当時、ハンガリー領にあったルーマニアは第一次世界大戦により領土の大半を失ったこともあり、ハンガリーの名がとられ、現在のタイトルになった。
バルトークのトランシルヴァニアにおける重要な協力者、イオン・ブシツィア教授に献呈された。

作曲された当初から人気があり、現在でもよくしられている曲の一つである。管弦楽、ヴァイオリン、弦合奏やチェロ用などに編曲され、親しまれている。

第1曲:「ジョク・ク・バータ」 アレグロ・モデラート四分の二拍子
“杖踊り”。戦いを模した踊りで、若い男女が激しく踊る。各節の終わりに杖で地をうつリズムがついている。

第2曲:「ブラウル」 四分の二拍子 アレグロ
“飾帯をつけた踊り”。トロンタール県に伝わる舞踏。

第3曲:「ぺ・ロック」 四分の二拍子 アンダンテ
“足踏みの踊り”。増二度が特徴的な旋律である。雰囲気を保つためにも過度のペダルの踏み替えは避けたい。

第4曲:「プチュメアーナ」四分の三拍子 モデラート
“プチュムの踊り”。3拍子のトランシルヴァニア地方のゆったりした舞踏曲。

第5曲:「ポアルカ・ロマネアスカ」四分の二拍子 アレグロ
“ルーマニア風ポルカ”。ポルカは本来ボヘミア地方の舞曲だが、この曲ではかなり情熱的で野性味豊かなものになっている。主部のメロディは複合リズムをもっている。

第6曲:「マヌンツェル」四分の二拍子 アレグロ・ピュウ・アレグロ
“急速な踊り”。ビーハル県で採取した2種の舞曲がつながっている。後半はテンポ、リズム、ダイナミックスにおいても勢いを増し、華やかにしめくくる。

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