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ライネッケ  :  言葉を伴わないおとぎ話
Reinecke, Carl Heinrich Carsten  :  Ein Märchen ohne Worte  Op.165
ピアノ独奏曲 [pf/ 曲集・小品集

作品概要

楽章・曲名 演奏時間
1 第1巻 前奏曲  /  Vol. 1 Vorspiel   -- 
2 第1巻 バラの妖精の合唱  /  Vol. 1 Chor der Rosenelfen   -- 
3 第1巻 小人のパレード  /  Vol. 1 Aufmarsch der Wichtelmännchen    -- 
4 第2巻 小川とカッコウ  /  Vol. 2 Bächlein und Kuckuck   -- 
5 第2巻 森で狩りをする王子  /  Vol. 2 Der Königssohn jagt im Tann   -- 
6 第2巻 糸巻き棒のための悪魔祓い  /  Vol. 2 Beschwörung am Spinnrocken   -- 
7 第3巻 愛の幸せ  /  Vol. 3 Liebesglück   -- 
8 第3巻 不良たちの合唱  /  Vol. 3 Chor der bösen Jungen   -- 
9 第3巻 トンボとカブトムシの踊り  /  Vol. 3 Tanz der Libellen und Käfer   -- 
10 第3巻 婚礼の行列  /  Vol. 3 Hochzeitszug   -- 
作曲年:1881
出版年:c.1882
献呈先:Ihrer Majestät der Königin Elisabeth von Rumänien
初出版社:Ries & Erler

楽曲解説

総説 執筆者: 上田 泰史 
音によるおとぎ話。タイトルは、メンデルスゾーン以来無数に書かれたピアノ曲「歌詞のない歌曲(無言歌)Lieder ohne Worte」に想を得たものであろう。グリム兄弟が民衆童話の集大成を刊行したのが1812年、以後メルヘンは優れて民族的なジャンルとして19世紀のドイツの音楽家たちに霊感を与えた。メルヘンを題材とする代表的作品はフンパーディンクのメルヘンオペラ『ヘンゼルとグレーテル』(1893)であろう。森、妖精、魔女、小人、鬼火、自然の神秘といったメルヘンチックな素材を音楽作品に導入する風潮はドイツに限られず、パリのような大都市でも明快で都会的な優美さをもつ一種のメルヘン風楽曲が書かれたが、ライネッケのメルヘンはおそらく当時のドイツ人が持っていたメルヘンのイメージそのものであり、多様なスタイルと演奏技法を用いて異界を描き出している。ルーマニア王女に奉呈。

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