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ピアノ音楽を「もっと」学ぶ・楽しむ~ピティナ・ピアノ曲事典16年目の大リニューアル

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2018/03/22
ピアノ音楽を「もっと」学ぶ・楽しむ~ピティナ・ピアノ曲事典16年目の大リニューアル

今年1月末、ピティナ・ピアノ曲事典がリニューアルしました。見た目や新機能の追加も行いましたが、特に「中身」が大きく変わっています。新しくなったピアノ曲事典の使いかたや、今後の展望をご紹介します。

リニューアルのご紹介
約40,000ページの追加

リリニューアル後のピアノ曲事典はページ数が約2万から6万まで増えました。大きな要因は「楽章」や「小品」のページを増設したことです。リニューアル前は、たとえばベートーヴェンの「熱情ソナタ」は1ページ。ショパンのエチュード作品10も1ページでした。リニューアル後は、ソナタなら楽章のページ。エチュードなら作品10に含まれる12曲すべてのページが新設されています。つまり、これまではピアノ曲事典内に存在していなかった「革命のエチュード」や「ラ・カンパネラ」のページが新しくできたことになります。

便利になった楽曲検索

これまでピアノ曲事典の検索はキーワード検索のみでした。今回のリニューアルでは演奏時間や音源・解説の有無、ピティナのコンペティションやステップ課題曲であるかどうか、といった条件を加える「絞り込み」機能を追加しました。「3分から5分くらいの長さの曲」といった探しかたができますので、コンクールやステップで演奏する曲を探す際に、便利に使っていただけます。

楽譜情報の充実

日本国内で入手できる楽譜の情報を網羅的にカバーしている「楽譜ナビ」との連携を進めています。これまでも連携していた輸入楽譜販売の「アカデミア」や、ピティナのオンデマンド楽譜販売「ミュッセ」、あるいは各曲からリンクを設置している国際楽譜ライブラリー「IMSLP」の情報と併せて、楽譜探しの助けになるはずです。

その他の変更点

作曲家のページ(=作品リスト)ではその曲の動画や解説文の有無が一目でわかるようにデザインを変更しました。利用者の多い動画コンテンツについてはアクセスランキングを設置したほか、様々な動画に興味をもって頂きやすくなるよう、デザインやデータの改変を重ねています。ページ末尾のアンケートでもご意見をお寄せくださいませ。

今後の展望
追加予定の新機能など
コメント投稿機能

ピティナのマイページアカウントがある皆さんには各曲へのコメントが投稿できる仕組みを企画中です。演奏や指導の方法などを共有し、利用者の方どうしの交流・議論が生まれる場にしたいと考えています。

ユーザーによる情報追加

これまでのピティナ・ピアノ曲事典の情報はすべてピティナ本部事務局が入力・管理し、ほとんどの楽曲解説は、音楽学者やピアニストの方による記名記事です。Wikipediaのように不特定多数の方が編集できるような体制にはありません。しかしピアノ曲は今も日々、生れ続けていて、ピアノ曲事典に登録されていない曲は無数にあります。これらの情報を蓄積していくには今後、利用者の方々にも編集のご協力をいただくことが必須です。

「ピアノ曲」のいまを映す鏡として

そもそも「ピアノ曲」とは何でしょうか。 作曲家によって「作品」として書かれた音楽はもちろん「ピアノ曲」として広く認められています。その他には、たとえば既存の曲の「編曲」はどうでしょうか(たとえばショパンの「別れの曲」は出版されている編曲だけで600点以上ありました)。 ピアノ曲には違いありませんが、「編曲」を一段低く見る傾向を感じるのは編集者だけではないでしょう。 ピアノ曲事典は価値判断を極力せず、原曲とは別に独立した「ピアノ曲」として登録したいと考えています。
また他の音楽がそうであるように、「ピアノ曲」も、楽譜の形になっているとは限りません。即興で行われた演奏も、現代では映像として記録される機会が多くなりました。 こういった音楽も「ピアノ音楽」として登録可能です。
今回のリニューアルにより、ピアノ曲事典は「データベース」と呼んで恥ずかしくない、有機的な構造を持つことができました。今後は「ピアノ曲、ピアノ音楽のいま」を映し出す鏡となるよう機能を拡張していきます。 どうぞご期待ください。(ピティナ・ピアノ曲事典編集長 實方康介)

アンケートご協力依頼

利用頻度やご利用の機能、今後期待することなどについての簡単な(5分以内でお答えいただけます)アンケートにご協力ください。今後の情報整備や機能追加の参考にさせていただきます。


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