小山 和彦/ピアノ協奏曲 第1楽章/演奏:渋谷淑子,指揮:小松一彦

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2011/04/15

作曲者:小山和彦先生(宮城在住)からのメッセージ

 この協奏曲の第1楽章の始まりは、突風が吹き荒れるような、しかも私たちが体験し得ないような凄まじいイメージのカデンツを書こうと思った。しかし、私のテクニック不足なのだろう、自然界にあるイメージを越えた楽想を書くことは叶わなかったし、人類は自然を超越することが決して出来ない。作曲してから約3年が経ったが、今回改めて3月の震災で自然の恐ろしさ、偉大さを実感した。
 冒頭をそんな調子で書き始めたためか、独奏者にとっては過酷なピアノパートになったが、初演の際、渋谷淑子氏には素晴らしい演奏をして頂いた。このコンチェルトのためにご尽力頂いた演奏者の功績を讃えつつ、見事な演奏を広く皆様に聴いていただきたいと思っている。

演奏

ピアノ:渋谷淑子、指揮:小松一彦、管弦楽:東京交響楽団

小山和彦プロフィール

国立音楽大学作曲学科卒業時に有馬賞受賞。東京芸術大学大学院修士課程修了。第56、57回日本音楽コンクール作曲部門にて、それぞれ入選と第2位入賞。1996年独奏・独唱曲による個展を開催。1997年第4回ピアノデュオ作品による国際作曲コンクール連弾部門第1位入賞。1998年第9回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門入選。PTNAピアノコンペティション2000年度(特級)、2003年度(A1級)で課題曲に採用。宮城学院女子大学音楽科準教授。国立音楽大学非常勤講師。

 

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