1778年にパリで作曲された。「きらきら星変奏曲」の名で親しまれている作品である。尚、モーツァルトはこの年にピアノのための変奏曲を全部で4曲作曲している。
テーマは日本では「きらきら星」として有名なメロディー。大変親しみ易いものではあるが、徐々にリズム変奏をしていくにつれ、もとのメロディーの面影はあるものの、多声的になるなど奥深さも併せ持っている。この変奏曲では、左右の手の音価を細分化していく手法とは異なり、左右の手が築くリズムや前進力の変化等に趣向が凝らされている。また、変奏が進むにつれ、奏する音域が広範囲に及んでいく。
■参考文献
Mozart “Variationen fur Klavier ” ed. Edwald Zimmermann, 198