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プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調「戦争ソナタ」
Prokof'ev, Sergei Sergeevich:Sonata for piano No.7 Op.83 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Allegro inquieto 8分30秒 No Image
2 第2楽章 Mov.2 Andante caloroso 6分00秒 No Image
3 第3楽章 Mov.3 Precipitato 3分00秒 No Image
出版情報 作曲年: 1939-42年  出版年: 1943年  初版出版地/出版社: Muzgiz 

楽曲解説

このピアノ・ソナタは、それまで米国、パリで暮らしていたプロコフィエフがソビエトに戻り、彼の創作活動の円熟期ともいえる時期に作曲された作品である。演奏者に高度な技巧を要求すると同時に、強烈な印象を与えるダイナミックさと美しい叙情性を見事に兼ね備えている。ピアノ・ソナタ史の中でも特筆すべき傑作であり、新しい可能性をもたらした作品と言えるだろう。
プロコフィエフは未完成のものを除き生涯で9曲のピアノ・ソナタを書き残しているが、第2次世界大戦中に書かれた第6番から第8番が「戦争ソナタ」と呼ばれる。これらの3作はいずれも完成度が高く、特にこの第7番は発表された当時大きな反響を呼んだ。大戦やソヴィエト体制の深刻な社会状況が当然作品に反映されていると考えられるが、隙のない構成美、野性的な活力といったプロコフィエフの音楽的魅力が余すことなく発揮されており、作品それ自体で圧倒的な存在感を持っている。

第1楽章 Allegro Inquieto (速く・不安に) 緻密なソナタ形式になっており、リズミックな主題と旋律的な主題が対照的に現れる。
第2楽章 Andante Caloroso (程好く速く・熱情的に)叙情的で重厚な響きになっているが、微妙なテンポの揺れやリズム感も織り込まれている。
第3楽章 Precipitato(猛烈に)ピアノ曲には珍しい7拍子の曲で、八分音符単位で2-3-2の組合せによるリズムで書かれている。エネルギッシュな勢いを持ち、クライマックスへと突進する。 
執筆者: PTNA編集部
 同時期に作曲された楽曲
 ピアノ・ソナタ 第6番/ジャコブ [1942]
 ピアノ・ソナタ/石桁 眞禮生 [1947]
 前奏曲 第5番/モンポウ [1930]
 4 Polková capriccia/イラーク [1945]
 4つのポーランド風の舞曲/タンスマン [1931]

コンサート コンサート情報

 S.プロコフィエフ ピアノソナタ全曲演奏会(S.プロコフィエフ生誕120周年記念行事)
 [名義後援]
2012年3月2日17時
東京/三鷹市芸術文化センター 「風のホール」
 川田 健太郎 ピアノリサイタル
 [名義後援] [PTNA会員]
2012年3月3日19時
東京/東京文化会館 小ホール

音源 音源情報

Youtube PTNAチャンネル音源
 第1楽章 (仁田原 祐)
 第1楽章 (関本 昌平)
 第2楽章 (関本 昌平)
 第3楽章 (関本 昌平)
 外部音源
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