enc
スクリャービン(スクリアビン):ピアノ・ソナタ 第4番 嬰ヘ長調
Scriabin, Alexander:Sonata for Piano No. 4 Op.30 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Andante 3分30秒 No Image
2 第2楽章 Mov.2 Prestissimo volando 5分30秒 No Image
出版情報 作曲年: 1903年  出版年: 1904年  初版出版地/出版社: Belaïev 

楽曲解説

 モスクワ音楽院のピアノ教授を辞した直後の、極めて多作な1903年に書かれた。スクリャービン独自のスタイルが確立されてゆく、中期の開始を告げるソナタであり、切れ目なく演奏される2つの楽章からなる。
第1楽章(Andante)二部形式
 冒頭の旋律を、スクリャービンは「理想の創造力への努力」、後続の短いモティーフを「努力の後の倦怠や疲労」と呼んだという。開始部の天上的な静けさは、このソナタにスクリャービンが後から付した詩によれば、彼方の星が放つ、美しく優しい輝きである。この主題が、そうした煌めきを思わせる装飾を加えられて繰り返される。第2楽章の動機にもとづく推移的なフレーズが、次の楽章への橋渡しをする。
第2楽章(Prestissimo volando)ソナタ形式
 第1楽章の静けさとは対照的に、躍動感に満ち溢れる。冒頭の第1主題を特徴づける跳躍、軽快な伴奏やリズムは、中期以降のスクリャービンに典型的な「飛翔」の表現であり、楽章全体を性格づける。展開部では第1楽章の主題が歌われるが、この主題は終結部においてfffで、熱烈な伴奏で奏でられる。「飛翔」で辿り着くのは、もはや彼方の星でなく「燃ゆる太陽」であり、壮麗なクライマックスが築かれる。
2008年1月執筆者: 野原 泰子
 同時期に作曲された楽曲
 ピアノ五重奏曲 ト短調/スーク [1893]
 ピアノ三重奏曲 ニ長調/コルンゴルト [1909-10]
 2つの小品/シュミット,… [1911]
 3つの小品/フルトヴェングラー [1903]
 4つの小品/シュミット,… [1898-1903]

コンサート コンサート情報

今後のコンサート情報は現在未登録です。

音源 音源情報

Youtube PTNAチャンネル音源
 全楽章 (矢澤 一彦)
 全楽章 (関本 昌平)
 全2楽章 (今田 篤)
 全2楽章 (金子 一朗)
 外部音源
 Youtubeで動画を検索

ミュッセ 楽譜情報

 ソナタ 第4番 嬰ヘ長調 Op.30 
 PR
mixiチェック