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ラロ Lalo, Edouard 1823~1892

ラロ
Lalo, Edouard
[フランス]  1823~1892

作曲家解説

フランスのリール生まれ。作曲家、ヴァイオリン、ヴィオラ奏者。リール音楽院にてヴァイオリンとチェロを学び、1839年(16歳)にパリ音楽院でアブネックのヴァイオリンのクラスに籍を置く。この間に、ピアニストのユーリウス・シュルホフと作曲家クレーヴクールに作曲を師事。1840年代後半には幾つかのロマンスとヴァイオリン小品を出版し、1853年からは二曲のピアノ三重奏を作曲した。室内楽に力を入れた彼は1855年にハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、シューマンの弦楽四重奏曲の普及を目的にアルマンゴー四重奏団を結成。1874年ヴァイオリン協奏曲第1番へ長調をパブロ・デ・サラサーテによって初演され、名声が高まる。その後も《スペイン交響曲》や《ノルウェー幻想曲》などサラサーテによって初演された。作風はメロディーとリズムの要素を強く打ち出しているが、対位法は用いていない。彼の和声は、半音階的であるが、メロディーが全体的に全音階的である。フランス六度を好み、巧みな和声進行により、推進力を生み出している。シューマンやメンデルスゾーンの様式に、スカンディナヴィアやロシア、ブルターニュ、スペインの民族的表現方法を融合させた。彼の音楽はロシアの国民主義の音楽に近いものがあった。室内楽曲の他、管弦楽曲、協奏曲、歌劇、ピアノ曲なの作品を遺した。
2007年10月 執筆者: 樋口 愛
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