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バラキレフ Balakirev, Mily Alekseevich 1837~1910

バラキレフ
Balakirev, Mily Alekseevich
[ロシア]  1837~1910

作曲家解説

ロシアの作曲家。ニジニイ-ノヴゴロドに生まれる。幼少から楽才を示し、貴族学校に通いながらピアノを学ぶ。1855年にペテルブルクへ渡り、グリンカやダルゴムィシスキーと出会う。バラキレフのもとにキュイ(55年)やムソルグスキー(56年)、それからリムスキー=コルサコフボロディン(61年)が集結し、いわゆるバラキレフ・グループ(「力強い一団」)が誕生する。同時期に活動していたアントン・ルビンシテインらの「西欧派」に対して、彼らは「新ロシア楽派」を名乗り、ロシアの現実と民族の志向を表現する国民芸術を目指して、ペテルブルグを拠点に活動を展開した。バラキレフを除くメンバーは、当初は他に本職をもつ貴族のディレッタントで、バラキレフは仲間の音楽教育に力を注ぎ、その才能を開花させた。1862年にはバラキレフの発案により、「西欧派」の拠点であるペテルブルグ音楽院に対抗する形で、無料音楽学校が開設された(バラキレフは68年に校長に着任)。バラキレフは同校主催の演奏会で指揮台に立ち、バラキレフ・グループの新作や、彼らの信奉するグリンカやダルゴムィシスキー、そして初期ロマン派(ベルリオーズ、シューマン、リストら)の作品を精力的に取り上げた。またヴォルガ河沿岸(60年)やカフカース地方(62年から)で採取した民謡は、楽曲の素材として用いれられ、同地での経験はオリエンタリズムの濃厚な代表作《イスラメイ》や交響詩《タマーラ》を生みだす契機となった。69年にパトロンとの軋轢から音楽学校を辞し、70年代には心身の危機に陥る。仲間たちもそれぞれの道を歩みだし、70年代半ばに「一団」は実質上解消した。81年には校長に復職し、指揮活動も再開。宮廷合唱団の楽長(1882~94年)なども務めるが、晩年には彼の影響力は薄れ、引きこもった生活のなかで旧作の改編に専念した。
2007年5月 執筆者: 野原 泰子
 同時期に誕生した作曲家一覧
 ヤーダスゾーン[1831-1902]
 ツェラー カール[1842-1898]
 ムソルグスキー[1839-1881]
 ルビンシテイン, アントン[1829-1894]
 イヴァノヴィチ[1845-1902]
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登録楽曲一覧

ピアノ独奏曲 | 作曲年代順 
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ピアノ独奏曲

作曲年代順  [ピアノ独奏曲]
ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調/Sonata for piano No.2 1900-05[25'0"] 
ソナティナ/Sonatine 1909  
ノクターン 第2番 ロ短調/Nocturne No.2 h moll 1901
スケルツォ 第1番 ロ短調/Scherzo No.1 h moll 1856
スケルツォ 第2番 変ロ短調/Scherzo No.2 b moll 1900
スケルツォ 第3番 嬰ヘ長調/Scherzo No.3 Fis dur 1901 
タランテッラ/Tarentelle 1901 
即興曲 ヘ短調/Impromptus f moll 1850-60頃 
グリーンカの「皇帝にささげた命」の主題による幻想曲(第1稿)/ 1854-55 
マズルカ 第2番 嬰ハ短調(第1稿)/Mazurka No.2 cis moll 1861 
マズルカ 第2番 嬰ハ短調(第2稿)/Mazurka No.2 cis moll 1884
マズルカ 第1番 変イ長調/Mazurka No.1 As dur 1884頃
マズルカ 第3番 ロ短調/Mazurka No.3 h moll 1886
マズルカ 第4番 変ト長調/Mazurka No.4 Ges dur 1886
荒れ野/Pustïnya 1898
グリーンカの「皇帝にささげた命」の主題による幻想曲(第2稿)/ 1899
マズルカ 第5番 ニ長調/Mazurka No.5 D dur 1900
熟練のワルツ 第1番/Valse di bravura No.1 1900
憂鬱なワルツ 第2番/Valse di mélancholique No.2 1900
マズルカ 第6番 変イ長調/Mazurka No.6 As dur 1902
ソナタ 第1番 変ロ短調/Sonata No.1 b moll Op.5/1855-56
ワルツ 第6番 嬰ヘ短調/Waltz No.6 fis moll 1903 
ひばり(第1稿)/Zhavoronok 1864[5'30"]  
東洋風幻想曲「イスラメイ」(第1稿)/Oriental Fantasy "Islamey" 1869[8'40"]  
ひばり(第2稿)/Zhavoronok 1900  
東洋風幻想曲「イスラメイ」(第2稿)/Oriental Fantasy "Islamey" 1902[9'0"] 
園にて(牧歌的練習曲)/Au jardin 1884 
ポルカ 嬰へ短調/ 1859 
ドゥムカ/Dumka 1900
子守歌/Berceuse 1901 
ワルツ-即興曲 第3番/Valse-impromptu No.3 1901 
ゴンドラの歌/Gondellied 1901
ワルツ 第4番 変ロ長調(演奏会ワルツ)/Valse No.4 B dur (Valse de concert 1902
カプリッチョ/Capriccio 1902
スペインの旋律/Ispanskaya melodiya 1902
スペインのセレナーデ/Ispanskaya serenada 1902
チロルの踊り/Tyrolienne 1902
漁夫の歌/Chant du pecheur 1903
紡ぎ女/La fileuse 1906 
ノクターン 第1番 変ロ短調(第1稿)/Nocturne No.1 b moll 1856 
ファンダンゴ練習曲/Fandango- étude 1856
ノクターン 第1番 変ロ短調(第2稿)/Nocturne No.1 b moll 1898 
ノクターン 第3番 ニ短調/Nocturne No.3 d moll 1902 
トッカータ 嬰ハ短調/Toccata 1902 

ピアノ合奏曲

管弦楽とピアノ

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