初めての姉弟連弾! これからも次なる挑戦へ

連弾初級A
新海南々帆 さん & 新海遼太郎 くん

★演奏曲目★

面川 倫一:小さな別れ
安藤 明美:おいかけっこ

◆ピアノを始められたきっかけを教えてください。

≪南々帆さん≫
母が子供の頃に習っていたので、子供にも習わせたいなと思ったそうです。3~4歳くらいのとき、先に私が習い始めて、その後、弟も始めました。

◆その先生に今も習われているのでしょうか。

≪南々帆さん≫
いえ、前の先生が、5年前に私が初めて受けたピティナのA2級の表彰式で、いま習っている伊井光子先生を紹介してくださり、顔合わせをしました。それから一年七ヶ月後のA一級の入賞者記念コンサート出演時に再度お会いしました。そしてその後しばらくしてから伊井先生に習い始めることになりました。

◆ピティナを通じての出会いだったのですね。嬉しい限りです。ピティナ・ピアノコンペティションを初めて受けたきっかけは何だったのでしょう?

≪南々帆さん≫
前に習っていた先生からのおすすめもあったし、私自身も「受けてみたい!」って思ったので、自然と受けるようになりました。
≪遼太郎くん≫
赤ちゃんのときからピアノを聴いていて、コンペを受けているお姉ちゃんを見て、「僕もやってみたいな」って思ったのがきっかけです。

◆お二人ともコンペに興味を持ってくださって、そこから参加まで、ありがとうございました! ご姉弟で連弾に挑戦されるのは、今年度が初めてですね。

≪遼太郎くん≫
お姉ちゃんは、いつでも連弾ができる状態だったんですけれど、僕のテクニックがなかなか追い付かなくって、今まではできなかったんです……。でも、今回、お姉ちゃんが小学4年生になって、連弾初級Aを受けられる最後の学年になったので、「もう、1つでも予選通過できたらいいから!」っていう気持ちで、思い切って挑戦してみました。
≪南々帆さん≫
今回、ソロとデュオ、両方とも練習することになりましたけど、どちらも楽しく練習できました。弟と一緒にピアノを弾くのは初めてだったので、何だかとっても嬉しかったです!

◆思い切って挑戦されて本当に良かったですね。では今年度の課題曲はどのようにして決められたのですか?

≪遼太郎くん≫
予選曲の「佐々木邦雄/ぐるぐるらせんかいだん・踊るピンポン玉」は、CDを聴いてみて、二人ともすぐに好きになったので、この曲に決めました。
≪南々帆さん≫
本選曲を選ぶとき、先生は「速い曲の方が映えていいかも」って言ってくださったんですけど、私たちは、しっとりとしていてハーモニーがきれいな曲がいいかな、って思って。自分たちの得意を生かしながら歌心を育てたかったんです。そういうことを先生ともちゃんと話して、「K.ストロメンゲル/話し上手なおじさん」にしました。

◆タイプの違う2曲を選ばれたのですね。無事に予選通過された後は、どのような練習をされたのでしょうか。

≪南々帆さん≫
二人の息を合わて、縦のラインをしっかり揃えられるように、片手ずつ合わせる練習をしました。
≪遼太郎くん≫
二人のテンポが合うように、メトロノームを使ってなるべく走らないように気を付けました。もちろん、個人練習もたくさんしました!

◆お二人の息を合わせるために様々な練習方法をとられたのですね。さらに決勝に向けては、どのような練習をされましたか?

≪遼太郎くん≫
僕の体がまだ小さいこともあって、いつも音が埋もれがちになってしまうので、メロディーを際立たせるために指の訓練をたくさんしました。小さなスポンジみたいなボールを、1日で1,000回、毎日、指で押したり。ゴムについている2つの玉を、ひたすら引っ張ったり……。他にも色々あって、全部で5種類くらいの指の訓練をしているうちに、指に力がついてきました。先生も褒めてくれて嬉しかったです!
≪南々帆さん≫
本選が終わってからは、予選曲をさらい直したのですが、そこで、「予選と同じクオリティじゃダメ、決勝仕様にレベルアップさせなきゃ!」と思って、より立体感が出る演奏を目指して頑張りました。決勝当日は、いつもいるお母さんが朝からいなくて不安だったんですけど、気持ちを強く持って、本番に臨みました。

◆お二人の意識の高さに驚かされました。そのような努力が実り、見事、初挑戦で金賞を獲得されたのだと思います。本当におめでとうございました!

≪お二人≫
ありがとうございます。決勝で「上手だな」って思ったペアがたくさんいて、その人たちが賞をもらえていなかった時点で、自分たちは、「もうダメだー」って諦めていたんです。だから、最後に金賞で名前を呼ばれたときはびっくりして固まっちゃいました! 表彰式に来られなかった家族も、「ニコニコ生中継」で表彰式を見ていたんです。だから私達と同時に喜ぶことができました。ただ、舞台に上がったとき、自分たちも連弾初級Bの子たちが受け取っていたトロフィーがその場で渡されるのかな、って期待していたんですけど、写真撮影だけだったので、ちょっぴり残念でした!

◆時間の制約上、残念な想いをさせてしまい申し訳ない限りです……。連弾初級Bでは、壇上でトロフィーが授与されますので、ぜひ挑戦していただければと思います(※「連弾初級」という括りで、初級Bの方々に代表してお渡ししています。トロフィー自体はご自宅へ発送させていただいております)

≪お二人≫
はい! 姉弟だと、お家でたくさん練習できるし、二人でどんどん上の級にも挑戦したいと思っています!

◆それはとても嬉しいです。来年度のコンペ出場もお待ちしております。さてその前に、3月に入賞者記念コンサートが待っていますね。そこではどんな曲を演奏してくださるのですか?

≪遼太郎くん≫
3月の入賞者記念コンサートでは「面川倫一/小さな別れ」と「安藤明美/おいかけっこ」の2曲を演奏します。先生が、僕たちの持っているそれぞれの特徴が生かせるような曲を、選んでくれました。
≪南々帆さん≫
もう練習にも取り掛かっていて、二人で合わせるところまで進んでいるんですけれど、息を合わせたり、音を表現したり、バランスを保ったりするのが、なかなか難しいなって思います。右手と左手、それぞれだけで合わせて練習したり、内声を合わせたりして、全体のバランスをとりながら練習しています。

◆お二人ならではのかなりの工夫が見られるようですね。当日の演奏がとても楽しみになってまいりました。では、そんな入賞者記念コンサートへの意気込みをお聞かせください。

≪遼太郎くん≫
たくさんのお客さんに喜んでもらえるように、自分のベストの演奏ができるように頑張って練習します!
≪南々帆さん≫
コンペとは違って、入賞者しか出られない特別なコンサートだから、頑張りたいです。昔、A1級で金賞を受賞したときにも出させていただいたのですが、とても素敵で楽しいコンサートでした。そこに今度は、弟と一緒に出られることが本当に嬉しいです!

◆お二人とも楽しめる、素晴らしいコンサートになると良いですね。最後に、次の目標に向けての抱負をお願いします。

≪お二人≫
また二人で連弾をする機会が持てるように、個人でも音楽性やテクニックを磨いていきたいです。それから、コンペでいい成績を残すだけじゃなくて、成長していくにつれ忙しくなっても、ピアノをやめず、大人になってもずっと弾き続けていきたいです!

(取材日:2013/12/15)

演奏動画