グランミューズ部門

グランミューズ部門入賞者記念コンサート出演者インタビュー
菱谷菜々子さん
Jカテゴリー第1位
菱谷 菜々子さん
2000年生まれ。3才よりヤマハ音楽教室にて学ぶ。ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会B級銅賞、C級銀賞、D級ベスト22賞、E級入選、F級ベスト11賞。ちば音楽コンクール中学生部門第1位、高校生部門第2位。ショパン国際ピアノコンクールin ASIAアジア大会高校生部門入選。羽石彩子氏、奈良井巳城氏に師事。八千代松陰高等学校2年。
当日の曲目
  • カプースチン:8つの演奏会用エチュード第3番 Op.40-3 トッカティーナ
  • リスト:超絶技巧練習曲 第10番 ヘ短調

一つ一つ積み重ねながら、楽しく練習に取り組めたコンペ

Jカテゴリーには、今年初出場で見事第1位に入賞。今回のコンペを振り返っていかがでしたか?

入賞は絶対にない、と思っていたので本当にびっくりしました。本番では思ったように弾けず焦ってしまい、練習してきたことの6割ほどの出来だったと思いますが、ずっと演奏したいと思っていた曲を全国大会のステージで弾けたことにはとても満足しています。

これまでコンペではソロ部門に挑戦を続けてきましたが、今回グランミューズ部門への出場を決めたきっかけは何だったのでしょうか。

昨年度F級に参加したため先生方にはG級への参加を勧められましたが、自分の気持ちが付いていかなくて・・・。グランミューズ部門は、課題曲がなく時間制限だけなので、予選・本選・全国大会と、曲を変えることもできます。それぞれの状況や目的で参加の仕方を選べるところに、魅力を感じました。ソロ部門では課題曲が課され、その時の自分に足りないと感じたものや勉強になるものを選んでいたので、苦手な曲を練習するのは大変でしたが、今回は弾きたい曲で参加できたので、練習も楽しく取り組めたような気がします。

コンペ期間中はどんな風に練習を続けていたのですか?

部活動にも参加していて平日はあまり練習時間が取れないので、細かく時間を見つけて練習するようにしていました。コンペで弾いたカプースチンは近現代曲ですが、バッハや古典、ロマン派の曲も、同時にバランスよく練習するよう心がけました。

入賞者記念コンサートの曲目はどのように選曲したのですか?

カプースチンの音楽は、ジャズの要素もあり、細かいアーティキュレーションやリズムの取り方に本当に苦労しました。先生方と、それらを一つ一つ話して考えて積み上げていくレッスンや練習は大変だったけれど、曲が出来上がっていく過程を楽しむこともできました。入賞者記念コンサートでは、「8つの演奏会用エチュード」から、コンペで演奏しなかった曲を選びました。リストは今まであまり弾いていませんでしたが、以前から興味のあった超絶技巧練習曲を取り上げることにしました。

コンサートへの抱負をお願いいたします!

白寿ホールという素晴らしいホールで演奏させていただけることに、感謝の気持ちで一杯です。聴いてくださる方に楽しんでもらえるような演奏をしたいです。

これからの目標や取り組んでみたいことを教えてください。

カプースチンの曲に取り組んだことで、ピアノや音楽に対する考えや思いが随分変わったように思います。まだまだ弾いたことのない作曲家の作品がたくさんあるので、苦手意識を持たずに色々な曲に触れていきたいです。

決勝での演奏

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