4.学生演奏ボランティア




2005年度より開始し、2009年度までに述べ378校で実施、35,000人以上の子ども達が参加した【ピティナ・学校クラスコンサート】。2009年度は初めて、首都圏の音楽大学3・4年生と大学院生を中心に、ボランティアでの演奏者を公募しました。
14名の若者達が参加、延べ11校での実施のご報告をいたします。
実施校 計11校
| 2009/12/08(火) | 西東京市立碧山小学校 | 4年生2クラス |
| 2009/12/17(木) | 西東京市立栄小学校 | 4年生2クラス |
| 2009/12/21(月) | 西東京市立芝久保小学校 | 4年生2クラス |
| 2010/01/27(水) | 西東京市立保谷第一小学校 | 4年生2クラス |
| 2010/01/27(水) | 西東京市立保谷第二小学校 | 4年生3クラス |
| 2010/02/01(月) | 西東京市立東小学校 | 4年生2クラス |
| 2010/02/03(水) | 西東京市立住吉小学校 | 3年生2クラス |
| 2010/02/08(月) | 西東京市立保谷小学校 | 4年生2クラス |
| 2010/02/12(金) | 西東京市立向台小学校 | 4年生3クラス |
| 2010/02/16(火) | 西東京市立東伏見小学校 | 4年生3クラス |
| 2010/02/23(火) | 西東京市立田無小学校 | 4年生3クラス |
参加者名 (※五十音順)
実施レポート
今回参加したボランティアの皆さんは、コンサートプログラム準備から、当日の会場準備・司会進行・演奏、全て自分達の手でおこないました。演奏だけではなく、多くのことを学べた様子が伝わってきます。
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- 音楽室に入ると、拍手と共に一気に視線に包まれました。何を見せてくれるのだろうと、席から乗り出してくる子、さっそくリコーダーで共演したくてうずうずしている子など、さまざまです。小さなお客さんたちは皆、それぞれ多様な反応を見せながら、45分間熱心に耳を傾けてくれました。特に楽器を紹介する場面では、私の想定をはるかに超えた質問の数々が飛び出し、初めて見るピアノの中身に興味津々の様子でした。
クラスコンサートは、ホールでのコンサートとは違い、観客である子どもたちが触れられるほどの近さにいて、互いにコミュニケーションをとりながら、一緒にひとつのコンサートを作り上げていく感覚です。クラスや子どもによって視点が違えば反応も異なって、次第に内容も少しずつ変化してゆく。私は今回初めての経験でしたが、一人ひとりの「こんなことやってみて!」「こっちも見てみたい!」の声に、応えてあげられる音楽家でありたいと思うと同時に、音楽を通して、クラスみんなと分かりあえる喜びを伝えられるような、心が通う音楽を目指していきたいと思いました。また、このような貴重な機会をいただいたお陰で、私自身の音楽とのかかわりも改めて見つめ直すきっかけにもなりました。心から感謝しています。 - ♪
- 子供たちが観客であるということは、双方にとって非常に意義があることだと実感させられました。私は幼少からピアノ教育を受けていたわけでもなく英才教育とは対極の環境で育ち、現在専門で扱っているクラリネットとの出会いも高校2年からでしたが、小学校の頃の音楽の授業や音楽鑑賞教室での印象的な一幕は今でも覚えていて、今の自分につながるものを強く感じます。そしてその影響力というものを考えると責任や意味の重さを感じざるを得ず、選曲や内容の豊かさ、振る舞い、言葉遣いなどにも注意を払うことになり、音楽家としてだけではなくもっと多面的な向上につながることになると感じました。
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- どちらのクラスとも教室に入った瞬間に『わぁー本物のヴァイオリンだぁ』という声が聞こえ、それだけでここへ来た甲斐があったなぁと嬉しい気持ちになりました。
一曲目のモンティ作曲のチャールダーシュでは、はじめの曲ということもあり子供たちのきらきらした視線をすごく感じました。次の楽器紹介では、話を始める前から楽器がヴァイオリンという名前だということをほとんど児童が知っていました。弓の毛が馬の尾で出来ていると知っていた児童がいたことは大きな驚きでした。でも平べったい一本のリボンのように思っていたようでばらばらの細い毛で構成されていることを間近で見ることによって気が付き興味を持ってくれました。
ピアノのときは子供たちと同じ席に座りました。『黒鍵』をいすに上がって覗きこもうと必死の子や一番前で真剣なまなざしでピアノをみつめる子を見て、普段の音楽室で慣れ親しんでいるはずのピアノでも近づくだけであんなに表情が変わるんだなぁと思いました。
なかにはコンサートへでかけたことのある児童もいたようですが、あのようなイス一つ分も離れていない至近距離で見ることは初めての経験だったのではないでしょうか。
演奏する側も身近で素直な感想を態度で感じる機会は少ないので貴重な経験になりました。最初の感動した顔や握手を求める顔、最後玄関までお見送りにきてくれた笑顔、どの顔も忘れられない経験になりました。 - ♪
- たった45分間の子供達との時間の中で非常に多くのことを学んだように思います。
まず、子供達との距離の近さに、自分が思っていた以上に緊張してしまったことが反省点としてあります。特にピアノの周りに集まってもらいそのまま演奏したときには、間近で見られていることをすごく意識してしまい、演奏が崩れてしまった部分もあり自分の力不足を感じましたが、それと同時に、自分が普段の本番でどれだけ「聴衆に音楽を届ける」ということを意識せずに演奏していたかを痛感しました。音楽は聴いてくださる人がいるからこそ自分は演奏できるのだということをあらためて考え直しました。そして、今後どのような場においても、そのことに感謝して演奏して行きたいと思いました。
演奏に対する子供達の反応が直接的に見られたのも、やはり貴重な経験で、それが喜ぶ顔だったときの感動は普段味わえないものだと思いました。今回は2クラスでやらせていただきましたが、クラスによって反応がやはり違いました。同じような段取りでやっても同じように行かないのが、このようなコンサートの難しさであり、面白さでもあると思います。 - ♪
- 普段の演奏会では演奏時間がどんなに早くても昼以降であるのに対し、クラスコンサートは小学校での授業である為、朝早くに「演奏する事ができる状態」にもっていくことがとても重要だと感じました。音楽室で25人程度の生徒を前に非常に近い距離で演奏するというのは生徒の反応を肌に感じる事が出来、演奏者と聴き手で演奏会を共に作り上げるというとても貴重な体験をすることが出来ました。そして、演奏だけでなく授業内容への準備も責任を持って行う事が必要であると痛感しました。
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- まず、小学生が飽きずに聴けて更に興味を掻き立てられる楽曲を見つけることから始めました。自分の小学生だった頃の記憶をたどり、どういうものを楽しいと思ったか、どういう話し方だとよりダイレクトに伝わるかを思いだしながらの作業でした。最終的に時間配分にも気をつけながら実施するので、いろいろな面で神経を使いました。
実際コンサートを行ってみて、クラスによって反応が違ったことやこちらの想定外の反応をすることなど毎回とても新鮮に感じました。そして、今回一番良かったと実感したことは演奏者と聴く人が近くにいるから感じ合える空気感が味わえたことです。ストレートに感想が返ってくることがこういった企画ならではだと思いました。 - ♪
- 子供たちとの距離が近い分、普段のコンサートでは感じることのできない子供たちの素直な反応を直に受けることができ、演奏、楽器、曲目などへの新たな視点を発見することができました。今回のコンサートに向け、子供たちへも今まで何気なく聴いていたピアノの音、曲に情景やイメージを想像してもらえたら...楽器やクラシック音楽を身近に感じてもらえたら...と思いトーク内容やプログラム決め等、考えてきました。この過程は私自身改めて楽器と向き合うことのできる大切な機会ともなりました。
最後の子供たちの歌との共演では、子供たちの本当に可愛くピュアな声に多くの元気をいただきました。一緒に共演できたこと、本当に嬉しく思っています。
これからどんな演奏をする場でも、今回経験したコンサートを通しての子供たちとの会話を忘れず、誠意を持って楽器をみつめ、伝えることができたらと思っています。 - ♪
- これほど素直な反応が返って来るコンサートは初めて!というのが、学校コンサートを終えて一番最初に浮かんだ私の感想でした。まず、観客である生徒のみなさんとの距離が近い。そのため、一人一人の表情がとてもよく見えました。演奏をしながらも、口々にすごいと言う声が聞こえて来て、楽しい気持ちで演奏が出来ました。また、声帯、オペラについてのお話をした時は、わたしがつい長々とメリハリのないおしゃべりをしてしまい、退屈そうな顔をしたり......。様々な場面で本当に正直な気持ちが伝わってきて、大変勉強になりました。この経験を生かしてこれからも頑張りたいと思います。
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- 僕自身、小学生のころは"クラシック音楽はつまらないもの"と考えていました。
中学生になり本格的にピアノを始めた時、もっと早くクラシック音楽の素晴らしさ、楽しさ、身近さを知っていたら・・・と感じたと共に、将来今回参加させていただいたような
活動をできたらなとずっと前から考えていました。
今回2校(5クラス)でクラスコンサートをさせていただきましたが、クラスによってそれぞれ生徒さんの雰囲気、反応が異なりとても勉強になりました。クラスコンサートの出演が決まってから、小学生に伝わりやすい曲はどんな曲か、どうすれば興味を持ってくれるか、どうすれば飽きずに話を聞いてくれるか、どうすれば終わった後に"楽しかったと"思ってもらえるか、など共演者の兵頭さんとアイディアを出し合いました。
意外だったのが男子生徒達の反応の良さです。ピアノ周りに集まってもらった時も、鍵盤の周りに集まってもらって黒鍵のエチュードを演奏した時もすぐに駆けつけてきてくれました。 質問の時間を設けた際にも、チャイムが鳴った後も質問をしてくれる生徒さんがいたり、 授業終了後に集まってきてくれてサインを求められたり握手を求められたり、授業内では 発言しなかった生徒さんが話しかけてきてくれたりしました。
今回の経験は、現代社会においてのクラシック音楽のあり方について考えることが多い僕にとって、本当に良い経験となりました。 - ♪
- 今回私が学んだことは、普段の演奏会では演奏が終われば拍手をいただきお辞儀をして舞台裏へ...ですが、クラスコンサートでは次へ繋げていかなければなりません。子供たちへ問い掛け、感想や質問を受けながら次へ繋ぐ。今後の課題でもあります。
それから問い掛けることと子供たちの話をよく聞くことの大切さです。無理なお願いでも不可能でないかぎり出来るだけ臨機応変に対応できるのがベストだと思いました。演奏よりも子供たちにはそういった触れ合いの中での出来ごとのほうが、心に残っているのではないかと思います。 2組平等にコンサートを行なうことの難しさも感じました。どうしても1組目は緊張してしまい、話にも余裕がなかったように思います。子供たちと触れ合いながら、子供たちの目線でコンサートを進めるプログラムを考えるべきだったと思いました。プログラムにも一言曲目の説明を加え、もう少し分かりやすいものにするべきだったなと思いました。
子供たちは私が想像していた以上に素直な感性を持っていて、若い力にとてつもないエネルギーを感じました。私と話したことや一緒に演奏したことが楽しい想い出となってくれていたらなと願っています。 - ♪
- 今回、学校クラスコンサートをやらせて頂いて1番印象的だったのは、演奏家と聴衆である子供達との距離が非常に近く、演奏に対しての反応を身近に感じる事が出来た点でした。また、演奏だけでなくトークでも飽きる事の無いように臨機応変な進行をする等、普段では経験出来ないことを経験する事ができ、楽しくやらせて頂きました。
こういったコンサートを通じて、音楽を身近に感じてもらい、子供達が音楽を好きになってもらえたら嬉しいです。

















