【公開録音】ベルリオーズと「夏の夜」

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2019/05/29
公開録音コンサート
ベルリオーズと「夏の夜」~ロマン主義フランス歌曲の夕べ
瀬崎純子(Pf.)
小林瑞花(Sop.)
村上惇(Ten.)
林川崇(Pf.)
上田泰史(お話)
2019.924日(火)
19:00開演(18:30開場)
東音ホール(東京・巣鴨/アクセス
入場料:後払い方式
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2019年は、ベルリオーズの没後150年に当たります。《幻想交響曲》で広く知られるベルリオーズは、歌曲においても、デュパルクやドビュッシーへと連なる革新的な音楽を書きました。歌曲集《夏の夜》は、《アイルランド》とともにベルリオーズの傑作歌曲ですが、それほど上演機会がありません。今回は、フランス歌曲(メロディ)というジャンルの成立に大きく貢献した《夏の夜》に焦点を当て、めったに演奏されないオリジナル版(1841年初版)の上演を試みます。そして、ベルリオーズを取り巻いていた19世紀の音楽家や詩人にとって「夏の夜」とはどのような世界だったのかを、同時代の音楽家が書いた《夏の夜》と題する歌曲やピアノ曲を通して見ていきましょう。

Program
  • フェリックス・ゴドフロワ(1818~1897):《夏の夜――舟歌(独創メロディ)》(『ピアノの詩的技法第3巻「音楽の夜会」』より) Pf. 瀬崎純子、林川崇
  • ジャン=マドレーヌ・シュナイツエッフェール(1785~1852):《夏の夜――二重唱によるノクターン》 詩:A. メイエール Sop. 小林瑞花、Ten. 村上惇、Pf. 林川崇
  • アドルフ・アダン(1803~1856):《夜――瞑想曲》 詩:ヴィクトール・ユゴー Ten. 村上惇、Pf. 林川崇
  • エクトール・ベルリオーズ(1803~1869):《夏の夜――6つのメロディ》(全曲、歌とピアノによる1841年オリジナル版) 詩:テオフィール・ゴーチエ Sop. 小林瑞花、Ten. 村上惇、Pf. 林川崇
  • アドルフ・ボット(1823~?):《夏の夜――カプリース=エチュード》 Pf. 瀬崎純子

企画・構成:上田泰史・林川崇

Profile

福岡市出身。東京藝術大学大学院音楽研究科ソルフェージュ研究領域博士課程修了、博士論文「スコア・リーディングからピアノ演奏表現へ」。在学中、ピアノを東誠三、ソルフェージュを林達也、照屋正樹、ローラン・テシュネの各氏に師事。ソロ・室内楽ともに幅広い演奏活動を行い、ピアノ曲事典に多数の音源を提供している。1992 年ピティナ・ピアノコンペティションC級の部全国決勝大会入選。1994年九州・山口ジュニアピアノコンクール最優秀賞、全日本学生音楽コンクール福岡大会小学校の部第3位。1995年ポーランド国立クラクフ交響楽団とコンチェルトの共演。2002年石川ミュージックアカデミーに参加。 2005年名演奏家オーディションにピアノトリオで奨励賞。2008年パブロ・カザルス国際音楽アカデミーにて独奏および室内楽の指導を受ける。Y.A.ミュージックアカデミーソルフェージュ講師、日本ソルフェージュ研究協議会正会員、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会演奏会員。

小林瑞花 [Sop.]

東京都出身。東京藝術大学声楽科ソプラノ専攻卒業。現在、同大学大学院音楽研究科修士課程声楽専攻在学。文部科学省日本代表トビタテジャパン第6期奨学生としてイタリアに1年留学。モンテカティーニ国際オペラアカデミー修了、ディプロマ取得。同国際コンクールセミファイナリスト。国内ではラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017等の他、2018年12月海老名文化会館にてベートーヴェン《第九》(東京ニューシティ管弦楽団)ソプラノソロとして出演。声楽を羽根田宏子、高橋大海、伊原直子、吉田浩之、G. Canetti, F. Castellanaの各氏に師事。

村上惇 [Ten.]

東京学芸大学教育学部音楽科卒業。東京藝術大学大学院古楽科修了後、渡仏。パリ国立地方音楽院古楽科でバロック声楽を、ブーローニュ=ビヤンクール音楽院古楽科で鍵盤通奏低音を学ぶ。2012年よりヴェルサイユ・バロック音楽センターに所属し、ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂や王室オペラ座をはじめ、フランス国内外での演奏に数多く参加する。2015年に同センターを修了し、帰国。帰国後は歌手・通奏低音奏者として多くの演奏会に参加するほか、フレンチバロックアトリエの講師や、講演活動などを通じて、フランスバロックの魅力を普及すべく活動している。2016年にオフィスフレンチバロックを立ち上げ、「エール・ド・クール」や「ラ・ジュメル」といったコンサートシリーズを展開中。東京藝術大学非常勤講師。

林川崇 [Pf.]

1978 年生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。少年時代にエディソンの伝記を読んで古い録音に関心を持ち、19 世紀後半から20 世紀前半にかけて活躍した巨匠ピアニストの演奏を探究するようになる。以後、彼らが自らのレパートリーとするために書いた作品及び編曲に強い関心を寄せ、楽譜の蒐集及び演奏に積極的に取り組んでいる。また、楽譜として残されなかったゴドフスキーやホロヴィッツ等のピアノ編曲作品の採譜にも力を注いでおり、その楽譜はアメリカでも出版されている。ピアニスト兼作曲家として自ら手掛けたピアノ用の作・編曲は、マルク=アンドレ・アムラン等の演奏家からも高く評価されている。ラヴェルのオペラ「子供と魔法」から「5 時のフォックス・トロット」(ジル=マルシェックスによるピアノ編曲)の演奏を収録したCD「アンリ・ジル=マルシェックス:SP レコード&未発売放送録音集」がサクラフォンより発売されている。カワイ出版より校訂楽譜「やさしいピアノ曲集~ピアノで感じる19世紀パリのサロン」(共著)が出版されている。

上田泰史 [お話]

金沢市出身。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業後、同大学修士・博士課程を修了。2010年に渡仏し、パリ第4大学音楽学専攻を修了後、同大学で博士号(音楽・音楽学)を審査員満場一致で取得。専門は19世紀フランスピアノ音楽・教育・演奏史。ピティナ・ウェブサイト上での連載、『ピアノ曲事典』の副編集長として執筆・編集に携わる。これまでに日本学術振興会育志賞、平山郁夫文化芸術賞などを受賞。日本音楽学会、地中海学会会員。一般社団法人全日本ピアノ指導者協会正会員およびメディア委員。現在日本学術振興会特別研究員(SPD)を務めるほか、東京藝術大学、国立音楽大学、大妻女子大学ほか非常勤講師。著書に『チェルニー30番の秘密ーー練習曲は進化する』(春秋社)、『パリのサロンと音楽家たちーー19世紀の社交界への招待』(カワイ出版)。

◆入場料:後払い方式

コンサート後に、好きな額を当日お配りする封筒にいれて頂きます。そのお金は演奏者ならびにピティナ・ピアノ曲事典への寄付金として大切に使わせて頂きます。規定の計算方法により過半(60%~場合によって全額)を演奏家にお渡しし、残りは本企画の調律費等に充てます。


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