【公開録音】未開の音楽史~1817年生まれの才人たち~ Vol.9<補遺3>

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2019/03/29
公開録音コンサート
未開の音楽史~1817年生まれの才人たち~ Vol.9<補遺3>
【Vol.9】
Eduard Franck
2019.510日(金)
19:00開演(18:30開場)
金澤 攝 Piano:Osamu Kanazawa
東音ホール(東京・巣鴨/アクセス
入場料:後払い方式
Message
「1817年生れ」最後の3名も至って個性的な顔ぶれである。エステン(オースティン)と共に子供向けピアノ・ピースの王で、日本でも作品が出版されているシュピンドラー、セザール・フランクとは無関係のドイツの碩学エデュアルト・フランク、兄、弟と共にピアノ三重奏曲を偲んでパリで活躍したローラン・バッタが並ぶ。中でもフランクの変奏曲は、このジャンルにおけるベートーヴェンとブラームスの間の空白を埋める重要作として、ピアノ曲史上押さえておかなくてはならないものである。その他、サロンピースながら全く超俗的なシュピンドラーの恬淡とした境地、バッタの知的で豊穣なエレガンスが特筆されよう。
2019.3.25 金澤攝
Program
シュピンドラーF.Spindler(1817-1905)
  • 「蝶」Op.66
  • 大幻想曲 Op.175
エデュアルト・フランクE.Franck(1817-1893)
  • 自作主題による25の変奏曲 Op.14
  • ソナタ 第2番 Op.40-2
ローラン・バッタL.Batta(1817-1879)
  • ナポリの主題によるカプリス Op.19
  • ノクターン 第3番 「すみれ」Op.20
Profile
金澤攝 [Pf.]Osamu KANAZAWA /Pf.

作曲家、ピアニスト、音楽史研究家。1959年、石川県金沢生まれ。70年から74年までピアノを宮沢明子氏に師事。15歳で渡仏、独学で作曲を修める傍ら、パリで多くの知られざる作曲家たちの作品に感銘を受ける。78年、帰国。以来研鑽を重ね、現在約一千名の音楽家を対象として研究、演奏を行っている。第7回ラ・ロシェル(メシアン)国際コンクール第2位(1位なし)、第1回現代音楽コンクール審査委員長(故・園田高弘)奨励賞、第3回村松賞大賞、金沢市文化活動賞、石川テレビ賞ほかを受賞。ピティナ公式Webサイトにて、著作「ピアノ・ブロッサム」「音楽における九星」「演奏とコンクール」を掲載。約140点の自作曲がある。著書に「失われた音楽」「表紙の音楽史・近代フランス編」

◆入場料:後払い方式

コンサート後に、好きな額を当日お配りする封筒にいれて頂きます。そのお金は演奏者ならびにピティナ・ピアノ曲事典への寄付金として大切に使わせて頂きます。規定の計算方法により過半(60%~場合によって全額)を演奏家にお渡しし、残りは本企画の調律費等に充てます。


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