【公開録音】ピアノ・エチュード大観 Vol.2、Vo.3

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2019/03/23
公開録音コンサート
ヒストリカル・シリーズ
ピアノ・エチュード大観─ パリ、1830~'40年のエチュード出版史
【Vol.2】
Zimmerman
2019.418日(木)
19:00開演(18:30開場)
【Vol.3】
Kalkbrenner/Chopin
2019.523日(木)
19:00開演(18:30開場)
金澤 攝 Piano:Osamu Kanazawa
東音ホール(東京・巣鴨/アクセス
入場料:後払い方式
Message
ヘンデル、バッハ、スカルラッティーが生まれた1685年の100年後、ボエリー、ヅィメルマン、カルクブレンナーというピアノ音楽の「三賢者」が誕生する。1830年代のパリ・ピアノエチュード史は、この三者の作品を経てショパンが登場するのである。
前回のボエリーに続くヅィメルマンは、パリ音楽院の教授としてアルカン、プリューダン、ラヴィーナ、グノーらを指導する一方、自宅サロンにてショパン、リスト、タールベルクら国外からの傑出した若手ピアニストコンポーザーたちを迎え入れた。その作品は厳格さと清澄さの中に、高雅なユーモア、不思議な妖気を内包している。
若きショパンに大きな感化を与えたカルクブレンナーは今日余りに過少評価されているが、やはり優れた指導者、作曲家としての功績は大きい。この「三賢者」たちは歴史的意義、作品の品位と完成度、きょういくてき価値といった点で、ショパンに引けを取るとは思えない。
ショパンにおいて特筆すべきは、ピアノが「入声」を手に入れたことにあるだろう。かくしてピアノは人間の情感と固く結びつき、それ故にピアノ界きってのヒット商品となって、俗塵にまみれることになる。だがそれが本来のショパンであるのかどうか。先人たちを介して浮き彫りとなるショパンの前衛性と古典性は、卑俗を厭う彼の素地を露にする。
2019. 3. 20 金澤攝
Program
◆ Vol.2
<第2景> Zimmerman(1785-1853)
  • ヅィメルマン:「ソナタ」 Op.5 ト長調、「ソロ」Op.9 、「24のエチュード」Op.21
◆Vol.3
<第3景> F.Kalkbrenner(1785-1849)
  • カルクブレンナー:「12のエチュード」手導器の補助でピアノフォルテを学ぶメソッド Op.108より 第2部 他
<第4景> F.Chopin(1810-1849)
  • ショパン:「12のエチュード」Op.10 他
Profile
金澤攝 [Pf.]Osamu KANAZAWA /Pf.

作曲家、ピアニスト、音楽史研究家。15歳で渡仏、独学で作曲を修める傍ら、パリで多くの知られざる作曲家たちの作品に感銘を受ける。78年、帰国。以来研鑽を重ね、現在約一千名の音楽家を対象として調査、演奏を行っている。第7回ラ・ロシェル(メシアン)国際コンクール第2位(1位なし)、第1回現代音楽コンクール審査委員長(故・園田高弘)奨励賞、第3回村松賞大賞、金沢市文化活動賞、石川テレビ賞ほかを受賞。ピティナ公式Webサイトにて、著作「ピアノ・ブロッサム」「音楽における九星」「演奏とコンクール」を掲載。約140点の自作曲がある。著書に「失われた音楽」「表紙の音楽史・近代フランス編」

◆入場料:後払い方式

コンサート後に、好きな額を当日お配りする封筒にいれて頂きます。そのお金は演奏者ならびにピティナ・ピアノ曲事典への寄付金として大切に使わせて頂きます。規定の計算方法により過半(60%~場合によって全額)を演奏家にお渡しし、残りは本企画の調律費等に充てます。


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