【公開録音コンサート】パリ公演 詳細

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2013/02/01
公開録音コンサート パリ公演
19世紀ピアノ音楽の双璧
~リスト&タールベルク~
2013年424日(水) 20:00開演 (19:30開場)
会場:エスパス・ハットリ別館(パリ)
10, passage Turquetil 75011 Paris (中庭奥, 右手の赤い門)
入場料:一般/15€、割引(学生及びシニア)/12€、EH会員/10€
特別アドバイザー:菅野潤(ピアニスト)
コーディネーター:上田泰史(音楽学)
ピアニスト:櫃本優子、平沢春菜、田口翔、中山翔太、塩川正和
詳細
【予約】
エスパス・ハットリ直通
Tel. 09 5415-1096 ou 06 7208 9870
e-mail reservations@ccfj-paris.org  infos@ccfj-paris.org
概要
ショパンの誕生によって到来が告げられた1810年世代―この世代のピアノ作曲家たちは、近代的なピアノ演奏・作曲技法に飛躍的な発展をもたらした「ピアノ音楽の革新者」と呼ぶことができます。 彼らが青年期を過ごした1830年代から40年代、パリでは民主・社会主義の理想を希求する知識人や芸術家たちが熱く活動を繰り広げました。イギリスから吹き来る産業革命の風の中で、裕福な市民たちは次々に起こる技術革新に期待を膨らませていました。鉄道、出版、リトグラフ、写真、ピアノ・・・。この特殊な時代・地域の空気に包まれて、ヴィルトルオーゾたちは時代の熱気や迫力、期待感を宿しながら作曲し、演奏しました。 ところで、私たちが生きる2010年代は彼らピアノ音楽の「革新者」たちが生誕200年を迎える節目の時期でもあります。200年のときを超えてパリの街は数々の変貌を遂げました。それでも、私たち人間の感性は約150年前の音楽を現代の耳で聞きながら時空を超えた何がしかの共感を抱くことができるはずです。 今回は、近年生誕200年を迎えた二人のヴィルトゥオーゾ、フランツ・リスト(1811~1886)とジギスムント・タールベルク(1812~1871)の二人をプログラムの前半・後半に置いて、19世紀のピアノ界を代表するこの双璧の作品を年代順に演奏します。コンサートは20代にパリで名声を博した二人の野心漲る作品で幕を開けます。前半と後半の冒頭に披露されるのは、1837年、パリのベルジョヨーゾ公妃のサロンで二人が演奏し対決した両者の話題作。リストはその後、無調音楽にまで手をのばして未来音楽の旗手となり、タールベルクは古典・ロマン主義的エスプリの中で情景描写と練磨された歌唱的ピアニズムへの道を極めます。同じ時代を生きた二人の双璧の概略を5名の若いピアニストたちが描きだします。
Program
♪ 第1部 フランツ・リスト
1. パチーニのオペラ「ニオーベ」に基づく大幻想曲 ヘ長調(1835-36作曲)
Grande fantaisie sur des motifs de Niobe S. 419
 演奏:塩川正和

2. スケルツォと行進曲 ニ短調-ニ長調(1851作曲)
Scherzo und Marsch S. 177
 演奏:平沢春菜

3. 5つのピアノ曲 (1865-79作曲)
Fünf kleine Klavierstücke S. 192
 演奏:中山翔太

4. メフィスト・ワルツ 第3番(1883出版)
Dritter Mephisto-Walzer S. 216
 演奏:中山翔太

第2部 ジギスムント・タールベルク
1.スケルツォ 作品31 嬰ハ短調(1839出版)
Scherzo op. 31
 演奏:櫃本優子

2. ロシーニの「エジプトのモーゼ」に基づく幻想曲 作品33  ト短調-ト長調(1839出版)
Fantaisie sur des motifs de Moise de Rossini op. 33
 演奏:田口翔

3.「夏の最後のバラ」、アイルランドの歌による変奏曲 作品73 ヘ長調(1857出版)
Last Rose of Summer, air irlandais varié op. 73
 演奏:田口翔

4. 劇的ロマンス 作品79 イ短調(1863出版)
Romance dramatique op. 79
 演奏:中山翔太

5. ナポリの女、 踊り ホ長調(1863出版)
La napolitaine, dance op. 80
 演奏:平沢春菜
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