【レポート】親学レクチャー&トークコンサート(5/3三河支部)

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2009/05/30
 ピティナ三河支部恒例の春の講座として、今年は「親学レクチャー&トークコンサート」を開催しました。(2009年5月3日(日)刈谷市産業振興センター/日本財団助成事業
 レクチャーは、ピアニストの母親でもある根津栄子先生、トークコンサートをピティナ特級グランプリの西川潤子先生にお願いしました。

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 根津先生は、娘さんや生徒さんでの体験談を交えて、「怒りたくなっても怒らない。こうやってみようかと話しかけ、命令しない」と親御さんにアドバイスされました。
 先生が優しいお顔をされているのは、怒らないからなのでしょうか。「そこはピアノだって言ってるでしょッ!」ってフォルテシモで言っているお母さんには、少々耳が痛い言葉ですが、演奏も親子関係も良くなりそうですから、ここはひとつ頑張って、実生活から実践してみるとよさそうです。
 また、根津先生はもちろんのこと、娘さんや生徒さんも、計画表を書いて時間を有効に使っていらっしゃるそうです。毎日お庭のお手入れから、食事の支度もきちんとして、お仕事もしっかりしていらっしゃる先生は、本当にすごいです。 綺麗にお手入れされたお庭に四季折々のお花が咲き、白いレースのカーテンのお部屋からはピアノの音色が響いてくる。(防音されていて聞こえないかもしれませんが)・・・なんて素敵な風景でしょう。 私はふと、たった1ヶ月の夏休みの計画表も守れなかった事を思い出し、私には出来ないなぁと気弱になってしまいました。

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 西川先生は、大きな画用紙いっぱいに書かれたモーツアルトや白鳥の絵を見せながら、これから弾く曲の説明やお話をされました。  先生の優しい口調で、モーツァルトの好きだった食べ物や、お母さんやお姉さんの名前、お父さんの職業など、絵を見ながらお話をききますと、形となって頭に残り、想像が広がっていきます。  バッハを弾く時は、大聖堂で弾いているようにと「主よ人の望みの喜びを」から始まり、「キラキラ星変奏曲」など演奏していただきました。  そしてゴトフスキー編曲の「白鳥」や「小犬のワルツ」は、皆がよく知っている曲だけに、編曲の面白さがよく分かって楽しむことができました。  原曲より音が多いのに、静かに広がる優雅さを表されていたり、本来しっとり演奏されるところがキラキラしていたりして、西川先生の優しい息遣いが伝わってきます。

 指導者とお母さん、そして子供達が、三位一体となって学べた機会となりました。あっという間の2時間で、それぞれに「もっと聴きたい!」という思いが残りました。 先生方、ありがとうございました。
(三河支部・ 柴垣公子)

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