アクセスパス・インタビューVol.5:主催者インタビュー ~ ジャパン・アーツ首都圏公演本部 松濤エリ子さん

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2007/11/10
ジャパンアーツ 「本物の芸術が放つ感動を直接確認」
ピティナ・アクセスパスの目的の1つは、日本ではまだマスコミ的によく知られてはいないが、素晴らしいセンスと才能を持ったピアニストを、ピアノを学ぶ学生たちに自分の耳で聴いて、味わい、確かめる力をつけて欲しい、ということでもある。そこで、多くの優秀なピアニストの公演をご紹介・ご提供いただいているジャパン・アーツの松濤エリ子さんに、次回の対象公演ジョナサン・ビスの魅力について伺った。

ピティナ・アクセスパスには、どのあたりに大きなご賛同をいただいたのでしょうか。

ジョナサン・ビス

何といっても「子ども達がピアノを弾くだけでなく、いい演奏を聴くことも大切」という企画の意図に心から賛同致しました。そして、そのために我々に何ができるか、という実現に向けての具体的なご提案にもご協力しようと思いました。

ガヴリリュク、上原彩子、ブロンフマン等多くの素晴らしいピアニストをご紹介いただき大変好評でした。2月にアクセスパスと指導者モニターとでご提供いただいているジョナサン・ビスは、どういったアーティストでしょうか?

ジョナサン・ビスは、北米・ヨーロッパで活躍している弱冠26歳のアメリカ人ピアニストです。彼のすごいことは、一切のコンクール歴なしでも国際的 に評価をもらっているところで、既に数多くの受賞歴があります。欧米を中心に、バレンボイム、デュトワ、マゼールなど世界の一流指揮者らと共演し、世界の 有名コンサートホールでリサイタルを行っています。今回が日本初上陸になります。

ピアノを学んでいる学生、その指導者にとっての聴き所は?

彼の持ち味は、作品全体を見渡す視野の広さと集中力、それでいて細部をおろそかにすることなく、随所から叙情的な歌を歌わすセンスです。また、幅広いダイナミクスも魅力です。

批評では、「ビスの演奏でもっとも特筆すべきことは、彼の鍵盤タッチの美しさと洗練だ。この上なく複雑でせわしないパッセージにおいてさえ、あらゆる音符やフレーズが軽やかな音のクッションに収まった...。最高のアーティストだけが生み出せる、叙情的で爽快な演奏だ」(サンフランシスコ・クロニクル)など、絶賛の嵐、嵐、嵐。
ぜひ、アメリカ・ピアノ界期待の星・ビスの演奏を日本で聴けるこのチャンスを逃さず、彼が奏でる音楽を、どうぞ直接味わって下さい。そして、その実力を皆さんご自身で確かめてみて下さい。

アクセスパス対象の学生や、指導者の先生方へのメッセージをお願いします。

ピアノを弾く喜び・作品を演奏し表現する喜びは、一人ピアノに向かっているだけでは、十分体験できているとは言えないでしょう。 いい演奏を、演奏者と聴衆が同じ空間で共有してこそ味わえるものだと思います。 その機会を一人でも多くの方々にご提供できるお手伝いが、このアクセス・パスだと思います。 いい演奏を聴くことは、必ずご自身の演奏に反映されます。どうぞ皆様、積極的にご利用いただければ幸いです。

(ジャパン・アーツ首都圏公演本部 松濤エリ子さん)

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