2021年4月28日(水)~5月9日(日)ゴールデンウィーク(GW)に、ピアノとピアニストの魅力に迫る企画を予定。開催予告とリクエスト詳細はこちら!
皆様のリクエストを募集します!
2006年度から学校クラスコンサートを開催している草加市立西町小学校では、2020年度、記念すべき10回目のクラスコンサートを迎え、ピアニストの片山柊さん(2017特級グランプリ)と、チェリストの奥田なな子さんが出演されました。
コロナ禍の開催ということで、いつもの音楽室から広めの多目的室に変更し、教室を縦長に使って演奏者と距離を取り、換気をしつつ暖かく、などの対策を取って、演奏者を迎えてくださいました。また、今回はピアノの周りに集まって見聴きするという、クラスコンサートならではの体験ができないため、音楽の先生の計らいで、鍵盤をビデオカメラで撮影し、それをライブでスクリーンに映して、鍵盤の手がよく見えるように工夫されました。
バッハの無伴奏チェロ組曲、ドビュッシーの前奏曲集より「亜麻色の髪の乙女」と「パックの踊り」といった、それぞれの楽器のソロ曲に続き、後半はショパンドビュッシーのチェロソナタでアンサンブルの響きを届けました。
6年生の児童たちは、コンサートの前にプログラムの曲目について、事前に動画で見るなどで予習してきてくれていました。すると、動画で見た時よりも、強弱の激しさや低音が体に響いてくる感覚、奏者が画面に映る指先だけでなく体全体を使って演奏していること、弾いている時の表情や気迫など、生の演奏を目の前で聴くことで初めて感じられるものに気付いた児童が多くいたようでした。最後に代表して感想を発表してくれた生徒さんも、奏法や作品について具体的な感想を述べてくれました。
今回は厳しい状況の中ですが、チェロの奥田なな子さんと草加市立西町小学校の6年生の皆さんに向けて演奏をさせていただきました。
曲目は、バッハの無伴奏チェロ組曲のプレリュードや亜麻色の髪の乙女などソロで耳馴染みのある作品、デュオでショパンとドビュッシーのチェロソナタを抜粋でお送りしました。生徒の皆さんは、曲目をあらかじめ予習してから当日生演奏を聴いてくださったり、今回は生徒同士が距離を取りながらの鑑賞のため、後列の生徒でも演奏者の様子が見えるようカメラで手元を撮りモニターで映すという工夫もあり、生徒や先生の積極的な姿勢を感じながら精一杯演奏させていただきました。今は生演奏をお送りする機会が減っていますが、今回現地に伺う事で改めて生演奏の意義を再確認する事ができました。
コロナと想像以上に長い付き合いとなってしまい、新しい生活様式にまだまだ試行錯誤の日々ですが、今回も子どもたちとの音楽の時間が実現するよう様々な工夫をして頂き、結果として大変実りのある時間になったと思います。子どもたちの感想からも、生の音を届けることの大切さを実感いたしました。
あの感動を再び!
「ピティナ入賞者ガラコンサート」を2回に渡ってお届けします。
出演 三井袖乃・中瀬智哉・坂原菫礼・吉原佳奈・山縣美季・谷昂登・森本隼太(p)
お話 加藤哲礼(ピティナ育英・広報室長)
2020年度の入賞者7名によるピアノソロの競演!
詳細はこちら 出演 山縣美季・谷昂登・森本隼太(p)
共演 鈴木舞(vn)對馬哲男(vn)中村翔太郎(va)小畠幸法(vc)
お話 加藤哲礼(ピティナ育英・広報室長)
特級入賞者による夢のピアノ・フェスティバル!みなさまで作る「夢のステージ」が実現しました。
詳細はこちらJ.S.バッハ(ジロティ編):前奏曲 ロ短調 BWV855a
ショパン 24の前奏曲 Op.28
ラヴェル:ラ・ヴァルス(共演:山縣美季(p))
ラヴェル:ピアノ三重奏曲(共演:土岐祐奈(vn)笹沼樹(vc))
この様な素晴らしい機会を頂き、皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
3月の入賞者ガラコンサートに出演できなくなり沢山の方にご迷惑をおかけした事で落ち込んでいましたが、このように素晴らしい企画を考えていただき大変有り難く、身が引き締まる思いです。
与えて下さった夢の舞台を私自身も楽しめるように、しっかりと準備を進めていきたいです。
ジロティー編曲のプレリュードは、J.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集第1巻より第10番」の前奏曲が原曲となっています。
ロ短調独特の憂愁、感情の移ろいの中にも安らぎや温かさが宿った、美しく魅力的な作品です。
ショパンの「24のプレリュード」は、J.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集」から影響を受け、24の調性で書かれた作品です。一つ一つの曲は簡潔に書かれていますが、24の曲からは四季折々の情景が浮かぶような彩りが感じられ、様々な感情が織り交ぜられている傑作です。故郷を思うショパンの心と寄り添って、演奏したいと思います。
ラ・ヴァルスは、ラヴェル自身により管弦楽版から2台ピアノ版に編曲されたものです。ワルツのリズムがもやの中から現れ、次第に高揚して絶頂にまで達し、狂乱のフィナーレを迎えます。
ラヴェルのエキゾチックで繊細な部分とダイナミックな部分を多彩に表現できたらと思います。
ラヴェルのピアノトリオは、1914年、第一次世界大戦中に心に深い傷を負ったラヴェルが書き上げた、室内楽の傑作の1つと言われています。4つの楽章にわたり生まれ故郷のバスク地方の民族的な色彩が溢れ出ており、幻想的でありながら繊細な、とても美しい作品です。
トッパンホールという素晴らしい舞台で演奏させて頂ける事に喜びと感謝の気持ちで一杯です。
ショパンのプレリュードは、特別な舞台で演奏したいと思っていた大切な作品です。
聴いてくださる皆さまの心に届きますよう精一杯演奏させていただきます。
夢の舞台を改めて実現していただき大変有り難く、幸せに思います。
素晴らしいピアニストの山縣美季さんと2台ピアノでラ・ヴァルスを演奏できる事、2人で音楽を創り上げていくことを大変楽しみにしています。オーケストラの壮大な響きをイメージして、光が降り注ぎ輝きがみち溢れるような、魅惑的で香り高く、華麗なラヴァルスを創りあげたいです。
ピアノトリオでは、素晴らしいヴァイオリニストの土岐祐奈さんとチェリストの笹沼樹さんと共演させていただき、大変光栄で楽しみです。お二人から沢山の学びをいただきながら、自分らしくラヴェルの持つ魅惑的な世界を表現したいです。
10年後も色々な国でコンサートの機会をいただけていたら嬉しいです。音楽で人に幸せを感じてもらえるようなピアニストになっていたいです。
幼稚園の時に先生に勧められ、初めてコンペティションに参加しました。会場の下にボーリング場があり、終わった後見に行ったのを覚えています。
コンペティションを受ける事で周りにこんなにも沢山の人が頑張ってると思うと自分も頑張ろうという気持ちになりました。コンペティションで他の方の演奏を聴けるのも楽しかったですし、同じ曲でも色々な弾き方があるのも興味深かったです。
コンペティションを受ける事でモチベーションをあげて練習することができたのが成長に繋がっていると思います。
練習時間は決まっていません。 できる時に集中して練習をしています。
小さな頃はすぐ覚えてしまい、楽譜と向き合う時間が少なかったのですが、今はじっくり、音符の裏に書かれている事を読み解いていけるように心がけています。
勉強も、ピアノも、なるべく短い時間で集中する事を1番に考えてしていました。
音をむやみに出さずに、楽譜を読み込む時間を大切にしています。
DIY
小さい頃から憧れていたカナフィルとの共演。
継続する事の大切さ
演奏会を企画して下さった方々、応援して下さった皆さまへの感謝。
「夢を見るから、人生は輝く」
まぐろ・エビ・お肉・カニ
りす
夏
ショパン 24のプレリュード
疲れている時に赤紫蘇ジュースを飲むとやる気が湧いてくるのでおすすめです!
去年の夏はおばあちゃんに作ってもらった赤紫蘇ジュースで、コンクールを乗り切りました。!
光が丘IMAホールにて3か月連続で開催された「光が丘IMAブランチコンサート2021」。1月に2020特級グランプリ尾城杏奈さん、2月に2019特級グランプリ亀井聖矢さんと続き、3月のトリを務めたのは2018特級グランプリの角野隼斗さん。角野さんは2019年9月に特別回として出演して以来、1年半ぶりの出演となりました。
第1部は「オール・ショパンプログラム」として、冒頭のショパンのバラード2番や「木枯らし」から、甘い響きと迫力のパフォーマンスで観客を魅了。かと思えば、「子犬のワルツ」の後に、ご実家の愛猫をモデルに作曲した「大猫のワルツ」を披露したり、ショパンのワルツOp.64-2にはジャズ風のアレンジを加えたりと、遊び心たっぷりに角野ワールドが展開していきました。
発売即完売という大人気のチケットでしたが、緊急事態宣言が明けても予断を許さない状況を鑑みて、観客の安全を第一に隣と1席ずつ開けた状態でお客様をお迎えしました。会場にいらした多くのファンや親子連れたちは、歓声の代わりに「Bravo」というカードを掲げてスタンディング・オベーションや大きな拍手を送ってくださり、それを見た角野さんもにっこり。アットホームな雰囲気のコンサートとなりました。
第2部は恒例の子供企画。1部とガラリと舞台が代わり、音符などのイラストの飾られたライトのステージには、ピアノの上にはピアニカ、横にはカワイのトイピアノ、そして背後にアンバサダーを務めるCasioのPriviaと、愛用の楽器が並びました。角野さんはその楽器たちに囲まれるようにして座り、目をつぶると1人で弾いているとは思えないくらい巧みに、複数の楽器を共演させながらジブリの名曲を演奏されました。
前回に引き続き行われた「リクエスト・コーナー」では、当日アンケートで募集したリクエストの紙の束をピアノの上に広げながら、「これ、いいねぇ。書いてくれた〇〇ちゃん、どこにいる?ありがとう!」と客席へ手を振り、その場で選んだ2,3曲を即興でメドレーにして披露してくださいました。ある時はベートーヴェンの「運命」から始まり、夢のように聞こえてきたのは「キューピー・3分間クッキングのテーマ」。そして壮大な変奏曲へと展開するという、角野ワールドが炸裂。
「角野流・音で遊ぶ!を体感」コーナーでは、当日選ばれた3名のお子様をステージへ迎え、その子たちが弾くPriviaやトイピアノの演奏にあわせて、角野さんが即興で共演してくれるという、夢の企画が実現しました。
5歳のひでとしくんが、はにかみながら奏でるかわいらしい「メリーさんの羊」には、ピアノやトイピアノの優しい音色をつけてくれました。9歳の果穂ちゃんは、大好きな角野さんが大好きなスーパーマリオの曲をYouTubeにアップしているのを見て、一生懸命メロディを練習したそう。角野さんがぴったりの音素材を入れてくれたPriviaで演奏する果穂ちゃんに、角野さんはトイピアノでコインの音を出しつつピアノで伴奏をしてくれました。3番目に選ばれた10歳のそうちゃんは、Cateenさんこと角野さんに憧れて自身でもYouTubeを始めたほど。真似して買ったという同じトイピアノを選び、「きらきら星」に自分でアレンジを加えながらの堂々の共演でした。
公演の最後には、リクエストの多かった自作の「ティンカーランド」と「きらきら星変奏曲」をおまけで演奏してくださいました。
本日のコンサートを終えて、今のご感想は
今日は、いつものコンサートよりもさらに増して、とても楽しかった、というのが率直な感想です。子どもたちと触れ合えたというのが、このコンサートのいい所で、それを1年半ぶりにまた体感できたのが、とても楽しかったです。
今回のプログラミングのポイントは
第1部はショパンをテーマにしました。ショパンの色々な側面を僕なりにお見せできたと思ってプログラムを組みました。
第2部は僕が普段YouTubeで音楽で遊んでいるのが、どれだけ楽しいことなのかというのを、少しでも子どもたちに伝えられたらと思って、色々な楽器を置いて、リクエストを募ったり一緒に共演したりしてやろうと決めました。セットリストはほとんど決めていなくて、リクエストを見ながら、それぞれの楽器をまんべんなく使えたらいいな、と思ってアレンジしました。
1年半前と今では、角野さんご自身での活動も色々と変化されましたね。その期間の体験がぎゅっと凝縮されたコンサートだったように思います。
まさにそうですね。あの頃はこんな色々な楽器とかも出会っていなかったし、何よりもこの1年半でYouTubeもたくさん上げたり、色々な場での経験もしたり、そういうのが反映できたのじゃないかなと思います。
角野さんが心から楽しんでやっているというのが、観客にビシビシと伝わったコンサートでした
それが僕が一番大切にしていることなので、何より嬉しいです。
3月28日(日)にいよいよ開催が迫るピティナ入賞者ガラコンサート。第2部の新しいプログラム、出演者インタビューを公開。配信のみどころも紹介します。
尾城さんの出演見合わせを受けまして、第2部のプログラムをソロを中心に再編成しました。森本・谷・山縣の3名がソロを披露します。アンコール曲としてご投票いただいた楽曲も演奏。
◆配信では第1部終演後に尾城さんの新録音を加えた特別映像をお届け!
ピティナ入賞者ガラコンサートの出演者のインタビューが公開されました!
コンサートやピアノに関することから、意外な(?)素顔まで、ぜひお楽しみください。
3月28日のピティナ入賞者ガラコンサートは、ピティナYouTubeチャンネルにて第1部&第2部を全編配信いたします。
視聴・コメントで入賞者たちを応援してください!
毎年3月に行われる入賞者記念コンサート。昨年、新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、多くの方が公演をお聴きいただけるよう、急遽YouTubeでの無料配信を実施いたしました。
新型コロナウイルスの状況が続くなか、より多くの方へ入賞者たちの成長した姿をお伝えするべく、今年度も無料での配信といたしました。
これからも3月の配信を継続するため、ご支援ください。
YouTubeではSuper Chatを使うことで、チャット欄での応援/投げ銭ができます。 ピティナ入賞者ガラコンサートでは、その一部を演奏者への出演料といたします。
Super Chatは下記の用途で分配いたします。
出演者:50% | 演奏中にいただいたSuper Chatは、その演奏者へお渡しいたします。演奏中以外のSuper Chatは出演者での山分けいたします。 |
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配信費用:50% | 機材費等、今後も公演・配信お届けするための運営資金といたします。 |
配信を行うピティナYouTubeチャンネルでは「メンバーシップ」も解説しています。 メンバーはぴてぃにゃんの限定のバッジが使える他、亀井聖矢さん、尾城杏奈さんのコンサート全編などの限定コンテンツがご覧いただけます。
詳細≪ソロ≫IMAブランチホールがお贈りする特級グランプリシリーズ。今年の最終回には、2018特級グランプリ・角野隼斗が登場。第1部「ショパンの名曲」/第2部親子で楽しめる「ミニチュア楽器祭」を予定。【完売しました】
≪ジョイント≫いよいよ!2020年度ピティナ・ピアノコンペティション入賞者ガラコンサート開催!尾城杏奈さん出演不可に伴い、新たに生まれ変わったプログラムでお届けします!【ライブ配信あり】【ライブ配信】
≪ジョイント≫岐阜県文化芸術応援助成事業の演奏会。クラリネット、トランペット、チェロ、ピアノのアンサンブルをお楽しみいただける他、岐阜ケーブルテレビで放送予定、動画も公開予定。(4/4大阪フェニックスホール)
≪ソロ≫ベートーヴェン:ソナタ第17番「テンペスト」、シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化、ショパン:ノクターンOp.32-1、スケルツォ第2番、ドビュッシー:前奏曲より 沈める寺・ミンストレル他
≪ジョイント≫ベートーヴェン:ソナタ 第21番 「ワルトシュタイン 」、シューベルト:即興曲Op.142-2、ショパン:エチュード op.25(全曲)、プーランク:ナポリ 他
≪2台ピアノと弦楽アンサンブル≫春休みスペシャルの今回は、サン=サーンスの《動物の謝肉祭》を浦和児童合唱団メンバーによる詩の朗読付き(作詩:谷川俊太郎)でお贈りする。東京交響楽団室内合奏団ほかの一流の演奏で色彩豊かな『音楽の時間』をどうぞご一緒に。
≪ソロ≫モーツァルト:2台のピアノのためのラルゲットとアレグロ 変ホ長調(レヴィン編)、プーランク:2台のピアノのための協奏曲 ニ短調、プーランク:シテール島への船出、シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 第1楽章、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 第1楽章、2台のピアノのための組曲よりロマンス
≪デュオ≫山梨県出身の若手ピアニストのクラシックコンサートに、世界を股に掛け活躍する碓井がゲスト出演。繊細な美しい音色と、胸を打つ音楽をお楽しみに。
≪デュオ≫今活躍中のゲストを迎えて開催している演奏会シリーズ。今回のゲストはN響首席チェロ奏者藤森亮一氏。神代稔子のピアノで、チェロの名曲をお届けする。
≪ソロ≫2021年ソロアルバムリリースを控えた沼光のショパン名曲コンサートと、リストのピアノソナタでお送りするリサイタル。フジテレビ系「のだめカンタービレ」作編曲及び演奏録音・吹替・演技指導で支え、2021年公開映画「にしきたショパン」編曲・録音で参加している。
≪soro ≫CDリリースを記念し、東京デビュー40周年を迎える樋口によるリサイタル。J.S.バッハ:シンフォニアBWV787-801 乾春男:プレリュード 変ロ長調 乾春男:ペルソナ、ショパン:12のエチュード Op.10を演奏。
大学受験が終わり、いざ楽しもうと思っていたところ、入学式やコンサート、大学生活、全てが思い描いていたものと変わってしまいました。ですが、どうにか少しずつでも進もうとコンクールに挑戦し、少しずつコンサートの機会もいただき、充実した1年間を過ごすことができました。その結果、これまで以上にひたすらに音楽に向き合うことができた1年間でもありました。
この作品は、ショパンが描いた4曲のバラードの中で最も悲しみや葛藤、苦しみなどが根底に満ちた作品のように思います。2つの主題の変化とともに、心もさまざまに揺れ動き、段々と高揚していく様子には胸が締め付けられますが、心の底にある痛みの部分にまで寄り添ってくれる、私にとって特別な作品を、特別な舞台に選曲しました。
バラードといえばショパンが有名ですが、フォーレのバラードも沢山の魅力が詰まった作品です。風に揺れる木々、鳥の声や射し込む光など、春のような麗かな薫りが全体に漂います。テンポの緩急やフォーレらしい巧みな転調により、場面は目まぐるしく変わっていきますが、3つの主題が、至る所に絶えず散りばめられています。是非、宝探しのような感覚でお楽しみいただければと思います。
会場や配信で聴いてくださる皆さまと、この作品を通してまた特別な時間を共有できることを心待ちにしております。このような状況だからこそ、皆さま一人一人の心に寄り添う音楽をお届けできたらと思います。
10年後も、その後もずっと、まずは大好きな音楽に真っ直ぐに向き合いながら生きていたいと思います。そして、それが実を結び、沢山の方に私の音楽を聴いていただけるようになっていたら、この上ない幸せです。
カワイの音楽教室のコンクールが初めてのコンペティションへの参加でした。6歳の頃のことなので、覚えていることは多くないですが、その際に「主よ、人の望みの喜びよ」を初めて聴き、弾きたいと言い、直ぐに弾いたそうです。
演奏中、演奏が終わり顔を上げた時の様子、結果発表の場面など沢山ありますが、ただ1つを選ぶなら、コンペティション自体ではなく、コンペティションの帰りに見た虹が一番印象に残っています。あの虹は私の一生の心の支えになっていくだろうと思います。
まずは、舞台での本番を経験できたこと、そして、自分の音楽と向き合えたことが何よりも大きかったです。
コンペティションを受けるとなると、結果が出てしまうので、そこに気を取られがちですが、周りの素晴らしい方々にも影響され、講評を先生方にいただき、自分の音楽を客観的に見るきっかけとなりました。
ピティナで弾いた曲ではありませんが、中田喜直さんの「風の即興曲」です。当時は、ただ感覚的に美しいと感じて弾いましたが、今でもたまに無性に恋しくなり、弾いている作品です。今となっては、少しずつ変化していく和声が、色合いや香り、温度まで変えていくようで、正に風が即興をしている様子が浮かぶ大好きな作品です。
日によってかなり異なります。少ない時は相当少なくここに書けないほどですが、基本的に自分と向き合いながら良い練習が出来るように取り組んでいます。
ただ音を鳴らすだけの無駄な練習をしないことです。もし、どうしても身が入らない時は思い切って一旦練習をやめてしまいます。その分勉強をしたり、寝たり食べたりして過ごし、しっかりと集中した状態で練習にまた取り掛かるようにしています。
学ぶことが好きなのであまり苦ではありませんが、時間を取ることがやはり難しい時期もあります。その時はやるべきことを書き出し、やると決めたらそれが終わるまで他のことはやらないなど、メリハリを付けて取り組むようにしています。
まずは一度なるべく本来のテンポで全体を通し、輪郭だけでも掴むようにしています。その後は、音を把握するのと同時に、フレーズや構造なども読み、作曲家の魔法のような手法の数々に感動しながら、楽しく譜読みを進めています。
Instagramを始めてみました。つい犬と猫の写真を見漁ってしまいます。
まだ寒いのに桜が咲いていたり、ミモザがお店に並んでいたり、春を感じた瞬間。
高校受験を前に悩んでいた際に、師匠がかけてくださった「前進し続ければ必ず道は開けてくる」という言葉です。今でも立ち止まりたくなった時には必ずこの言葉を思い出して前に進む勇気を貰っています。
たらこ
犬とハムスターを飼っていますが猫が好きです。
春
ショパンのピアノ協奏曲第2番
ブルックナーのミサ、寝起きのブリッジ
僕は中3で受験生でしたので、今まで音楽を学んできた意義を考えると共に、自分自身と真正面から向き合い自分の考えを明確化していきました。それと同時に将来の夢の具現化について考え、これからの自分には何が必要か、自分はどう役に立てるのかを考える一年でした。
ヘンデルは数多くの組曲に変奏曲を導入しました。わかりやすく明快な主題を用いて次々とリズミカルに主題を展開させていくヘンデルの曲が好きです。当時の聴衆も演奏者もそのような変奏曲を楽しんだと言われています。1720年に出版された「調子のよい鍛冶屋」というタイトルはヘンデル自身がつけたものではありませんが、軽快に鎚を打つ音に聞こえるリズムと和音の反復が心地よく、快調な響きが変奏していきます。この曲の楽譜を初めて開いた時の嬉しさと、変奏曲の楽しさを皆様と共有できたら嬉しいです。
リストは超絶技巧練習曲集12曲を2度の改訂を経て作曲しましたが、第7番「英雄」はカデンツァ風の序奏に続き、静かに堂々とした足取りの行進曲が始まり、徐々に動きが活発に、響きも華やかになっていきます。ベートーヴェンの「皇帝」にもみられるように、変ホ長調は英雄的な調性で、まさにこの曲は標題にふさわしい曲想を持っています。尊敬する先生に感謝の気持ちを込めて演奏したいです。
【選曲の理由】
世の中が一変し音楽の尊さを感じる日々の中で、昨年の夏はステージで演奏できる喜びでいっぱいでした。G級全国大会の舞台で演奏させていただいたプログラムの中から、特に思い出深いヘンデルとリストの曲をもう一度この舞台で演奏したいと思いました。
このような素敵な舞台で演奏させていただけることをとても嬉しく思います。ご指導いただいた先生、応援し支えてくださった方々、ピティナの皆様に感謝します。どのような時代であっても、時空を超えて作曲者の心と僕の心、そして聴いてくださる方々の心が音楽を通して重なり合い、共有することができれば幸せです。
世界中の人に喜んでもらえるようなピアニストになっていたいです。
初めてのコンペティションは、幼稚園の年中の時に参加した高岡地区予選です。
その後の金沢本選での思い出ですが、舞台にはトロフィーが置いてあり、「いつもらえるのかな?」と思っていたら、ある女の子だけが受け取りました。僕はそこでコンペティションのトロフィーは、みんなもらえるわけではないということを知りました涙
目標に向かって努力し続けることが楽しいと思えるようになりました。僕は幼い頃から毎年参加させていただいています。その過程でたくさんの出逢いと学びがあり、人間的にも成長できたのではないかと思います。
2015年C級課題曲、シューマン作曲ユーゲントアルバム「愛しい五月よ、おまえはまたやってきた」です。初めて聴いた時から優しく美しいメロディーに惹かれました。
楽譜を深く読み込むこと。自分のイメージを音にして伝わるようにすること。
大相撲
中学卒業間近の帰り道、雲一つない快晴の空と立山連峰を見れたこと。
僕の旅立ちを祝ってくれたみんなへ「ありがとう」
我以外皆我師
母ペペロンチーノ・コロッケ、祖母ミートソース、(黒田)亜樹さんカレー
オウム
春
ショパンの楽譜
大相撲春場所、本『君たちはどう生きるか』吉野源三郎著
誰もが経験したことのない1年で、演奏会の中止も続き落ち込むこともありました。
しかし、どんな状況でも音楽は私たちの心に寄り添ってくれるかけがえのないものだということを改めて感じた年でもありました。
ブラームスのパガニーニの主題による変奏曲は、数年前に一度弾いたことがあるのですが、その時は弾くことに精一杯で、いつか勉強し直したいと思っていたので選曲しました。また、大学でお世話になっている先生が、ブラームスをとても得意とされているため、先生からブラームスの作品を学びたいという思いも選曲の理由のひとつです。
素敵なコンサートに出演させて頂けること、とても嬉しく感謝しています。
会場へお越しくださる方、配信をご覧くださる方と音楽を共有させて頂ける日がとても楽しみです。
いつも温かく支えてくださる全ての方々へ感謝の気持ちを込めて演奏させて頂きます。
今と変わらず音楽を愛し、聴いてくださる方の心に寄り添える演奏家になっていたいです。
A2級が初めてのコンペティションでした。人前で弾くのが大好きな子供だったので、とても楽しかったことを覚えています。
昨年のPre特級の全国大会がいちばん心に残っています。大変な状況の中、大好きな曲を素晴らしいホールで演奏させて頂けたことが本当に幸せでした。
努力の上に花が咲く
平日:3~4時間、休日:7~8時間
短時間で効率良く練習できるよう心がけています。また、大きなホールでフルコンのピアノを弾くことを考え、遠くまで音を飛ばす、響かせる音、をイメージするようにしています。
まずは音楽を読み取るために、理想のテンポで初見をします。
2月に大学のオーケストラとコンチェルトをさせて頂いたのですが、緊急事態宣言中の開催にも関わらず沢山の方が聴きに来てくださり感謝で胸がいっぱいになりました。また、一緒に演奏して下さった指揮の先生、オケの方、スタッフの皆様にも心からの「ありがとう」でいっぱいの1日でした。
オムライス
春
「ヘアスプレー」という映画がお勧めです。
音楽がとても素敵で、明るく前向きになれる映画です!!
大学生になって一人暮らしをするようになり生活環境が大きく変わりました。これまでより自由な時間が増え、特にストレスになることはなく、練習にも打ち込むことが出来ました。
夏の全国大会で初めて第一生命ホールで演奏したのですが、天井が高くとても暖かい響きのホールだと感じました。今回演奏する曲は、フランク作曲のオルガン曲をハロルド・バウアーが編曲したものです。第一生命ホールではその美しい響きやフーガに現れる荘厳な響きを十分に表現出来たら素敵だな、と思い選曲しました。
素敵なコンサートに出演させていただき大変嬉しく思います。このような苦しい状況で、少しでも皆様の癒しになるような音楽をお届けすることが出来るよう演奏したいと思います。
もっと多くの曲に触れ、勉強し、音楽をお届けし続けていたいです。
小学校1年生の頃に出た地元のコンクールだったと思います。何を弾いたかは忘れてしまいましたが、確かブルグミュラーの曲だったと思います。
小学生の頃はコンクールに参加しているという認識が薄く、絶対に予選を通過したいと強く思うことも無く、毎年コンペに参加していました。他の人の演奏を聴いて上手だなあとただ感心していました。高校に入って音楽の道へ進もうと決めてから参加したグランミューズJカテゴリーで、真剣に曲に取り組み、全国大会まで進み1位を頂けたときはとても嬉しかったです。
平日:3~4時間
休日:朝からずっと弾いている時もあればもあれば、30分だけの日もあります。
音の響きをよく聴くように心がけています。どれだけフォルテが多く並んでも絶対に硬い音にはならないように注意しています。
譜読みする曲を沢山聴いてから取り組むことです。音が耳に入っているので譜読みしやすいと思います。
長風呂をすることです。気がついたら湯船につかって1時間以上経っている時もあります。
中華料理が好きです。特に海老チリが大好きです!
犬です。実家でチワワを飼っています。
冬です。
たまに朝起きてすぐに家の近くを散歩するのですが、とても気持ちが良いのでお勧めです!
オンライン授業、オンラインレッスンから始まった1年でしたが、不自由な反面、時間に余裕ができ、音楽と向き合う時間が増えたと思います。
メトネルはスクリャービンやラフマニノフと同じ時代に生まれたロシアの演奏家であり作曲家です。前述の二人に比べると日本で演奏される機会は少ないですが、自身のルーツでもあるドイツ特有の様式美とロシア的情緒を色濃く反映した楽曲を数多く作曲しています。今回演奏させていただくソナタOp.11-1は比較的初期の頃の作品ですが、メトネルの作品の持つロマンティシズムを感じていただけたら嬉しいです。
オンラインコンサートなど、この一年で演奏会の形態も多様化しました。生の演奏に触れる機会は減りましたが、配信のおかげでこれまでより多くの方に聴いていただけるというプラスの面も生まれました。会場、そして配信で聴いて下さる皆様にこの作品の魅力をお届けできればと思っております。
演奏家として、指導者として、人として、愛される存在になりたいと思います。
5歳のときにピティナA2級を受けたのが初めてのコンクールでした。私は小さすぎて何の記憶もありませんが、舞台の上で泣き出さないか母は心配をしていたそうです。
A2級からPre特級までの全級に出場し、嬉しかったこと、悔しかったこと、たくさんの思い出がありますが、なかでも高校一年生のときに出場したG級二次予選で全国決勝大会への進出が決まったときのことが一番印象に残っています。苦労したぶん嬉しさもひとしおでしたし、音楽の道に進むことを決意したターニングポイントだったと思います。
常に目標に向かって努力し、同じ志を持つ人たちと切磋琢磨することによって、貴重な経験をさせていただき、広い視野を持つことができました。
C級のときに演奏させていただいた、佐藤良彦先生の「キミとボクの日記帳」です。当時小学4年生の私には技術的に難しく苦労する部分も多かったのですが、絵本のようなストーリー性に溢れたお気に入りの作品でした。
自分の演奏を客観的に聴くことです。
勉強、ピアノ、遊び、すべて全力投球で、メリハリをつけた生活を心がけていました。
第53回目のピアニストは菊里高等学校3年生の神原雅治さんです。
神原さんは、最初にバッハの「平均律クラヴィーア曲集第1巻から第14番」を演奏してくださいました。神原さんの冴えたピアノの音色が会場に響き渡ります。柔らかな伴奏に乗せて美しいメロディーが紡がれてゆきました。
次はメンデルスゾーンの「厳格なる変奏曲」。神原さんは緩徐な部分は鍵盤を確かめるように丁寧に、また音の跳躍が激しい部分もしっかりと集中を保って情熱的に演奏してくださいました。
続いての曲はバルトークの「ピアノ・ソナタ」。打楽器的で力強いリズムと躍動的な響きが印象的な第1楽章、強弱の変化が異質な世界を表しているようで、未知の世界の扉を叩いているかのような第2楽章、華やかで厚みのある音が拍子の変化によって表情を変える第3楽章、神原さんはそれぞれの楽章のもつ特徴をしっかりと捉え、音楽の持つ大きな世界を表現してくださいました。
そして、最後はラフマニノフの「ピアノ・ソナタ第2番」。ダイナミックな強音が一気に会場の空気を一変させます。神原さんは冷艶な音色で、第1楽章では氷の世界を描くかのような澄んだ音楽を、第2楽章ではノスタルジックな雰囲気を、第3楽章では一転して情熱的で息のつく間もない圧巻の演奏を聴かせてくださいました。
神原さんは、冴え澄んだ美しい音色と幅広い表現力をお持ちのピアニストで、これからのご活躍が楽しみです。
大阪でコンサートをさせて頂いたのは初めてでしたが、想像していたよりもずっと素敵な場所とピアノで、自分も楽しく演奏させて頂けました。
レポート◎辻野文崇(すばるホール・富田林すばるステーション)
写真撮影◎西村則晃(すばるホール)
僕にとって新しいタイプの曲にチャレンジしようと思いスペインの「ベティカ幻想曲」を選びました。スペインの風景を感じてもらえるよう精一杯演奏します。
小さな時からこのコンサートは憧れの舞台です。同じ夢を追いかける仲間達と共に素晴らしい舞台になるよう精一杯演奏します。
谷くんと一緒に、和音の重厚感、メロディーの駆け引き、情熱、切なさを表現します。とても楽しみです。
初めてのコンペティションは幼稚園の年長の時に参加したピティナA2級です。
特級ファイナルのサントリーホールでオーケストラと演奏できた事です。
ピティナには小さな時から毎年参加していました。級が上がるにつれて曲が難しくなりますが、目標をもって頑張れたのでどんどん成長できたと思います。
小学生の時、友達と連弾しました。とても良い思い出です。
整体
飼っている犬(ミニチュアダックスフンド)の足が短すぎる事
家族に感謝しています
スパゲティ
犬
秋
ベートーヴェンソナタ29番の楽譜
2021年2月24日(水)、25日(木)、26日(金)にかけて、大阪府岸和田市の3校の小学校にて、岸和田ちきりステーション主催で、地元アーティストによる学校クラスコンサートが行われました。