2.課題曲の特徴・選定にあたって

2課題曲の特徴・選定にあたって(2017年度)
01.課題曲の選定にあたって

ピティナ・ピアノコンペティションの課題曲は次の点に留意したうえで選定されています。

  • A2~C級の基礎音楽教育期には、音楽の美しさ、リズムの楽しさを味わいつつ、様式感の違う多くの作品に触れ、子どもたちが意欲的に学べる方向付けができるように選定している。
  • できるだけ多くの子どもが自分に合ったものを選曲しやすくするために、同一級の中でも難易度の差、カラーの違った曲を組み合わせている。
  • レパートリーや知識を広げていただく機会として、一般にあまり知られていない作品の再発掘や邦人作品を積極的に課題曲として採用している。ただし、楽譜の入手に困難が生じることがないように留意して選定している。
  • A2級および連弾プレ初級の課題曲は、参加者年齢を考慮した教育的理由からペダルを使用しない前提で作品が選定されている。ペダルを使用するかどうかは直接審査には影響しないが、課題曲選定委員会ではペダルは使用せずに演奏することを推奨する。
02.課題曲の「版」「出典」について

課題曲として提示する「版」「出典」については以下の方針に基づいて選定されています。

  • 課題曲の「版」「出典」は、子どもの心身の発達のレベルに合うもの、楽譜が一般的に流通しており入手が比較的容易であることを考慮して例示されていますが、これらはあくまで参考であり、特定の「版」「出典」に限定するものではありません。(ただし、一部の課題については楽譜を指定している場合がある)
  • バロック・クラシック期の課題について、子どもたちが毎日触れる楽譜として、必ずしも原典版が最善という考えにとらわれることなく、音符の大きさが子どもの目に優しく、表題や挿絵からのイメージを抱かせる校訂版の魅力も、大いに活用されてよいと考えます。
  • ディナーミク、アーティキュレーション、フレージングに関しては、「版」によって見解の違いがあるため、複数の楽譜を参考にされることは、曲の解釈やイメージの抱き方に大きなメリットになると考えます。提示された「版」の楽譜に指定されたものと異なった演奏であっても、審査に直接影響するものではありませんが、音楽の様式にそぐわない非音楽的な演奏に関しては、この限りではありません。
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