過去の講師・指導者に聞く! Jr.G級マスタークラスへのメッセージ

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2016/04/28
過去の講師・指導者に聞く!
Jr.G級マスタークラスへのメッセージ

2005年以来、世界の最前線でジュニア教育に従事している最高レベルの教授と、音楽に深い見識を持つ作曲家をお招きし、「皆で子供たちを育てていく」雰囲気作りを目指して行われてきたJr.G級マスタークラス。これまでにお迎えした講師の先生方や生徒を参加させた指導者に「Jr.G級マスタークラスへのメッセージ」をいただきました。

才能あふれる子供たちに出会う喜び

アンドレア・ボナッタ先生エッパン国際ピアノアカデミー主宰

2012Jr.G級全国決勝大会審査員/2014Jr.G級マスタークラス講師

エッパン国際アカデミーに招かれた生徒も

2014年6月、私はJr.G級で選ばれた若い日本の生徒さんたちのために開催されたマスタークラスで指導するという素晴らしい機会をいただきました。私にとって、才能あふれる多くの子供たちと出会えたことは何物にも代えがたい喜びでした。のちに私の主宰するエッパン国際ジュニアピアノアカデミーにお招きして、いずれも特別賞を受賞された谷昂登さん、黒木雪音さん、進藤実優さんなどと出会ったのもこのマスタークラスでした。このマスタークラスは、素晴らしく行き届いた運営のもと、ご参加の生徒さんたちのレベルも雰囲気も他に例を見ないものです。同じく音楽を志す仲間に出会い、経験ある国際的な音楽家にアドバイスをもらうことは、若い方々の成長にとってとても大切なことなのですが、このマスタークラスにはまさにそれがあります。今年2016年のマスタークラスが、再び素晴らしい成功をおさめることをお祈りしています。

マスタークラスは講師も生徒も共に学び合う場

ウィリアム・ナボレ先生コモ湖国際ピアノアカデミー主宰

2012Jr.G級マスタークラス講師/2011コンペ決勝&福田靖子賞選考会審査員

マスタークラスを受ける生徒の皆さん!マスタークラスの効用って何でしょう?まず第一に、マスタークラスとはこうであってはいけない、ということをお話ししましょう。マスタークラスを担当してくれた先生に何か良い印象を与えよう、などということは忘れなさい。それはあなたの時間の無駄であると同時に先生の時間の無駄でもあります。そっちの方向は、一方通行、行き止まりです。

あなたは何かを学ぶためにマスタークラスにいるわけですが、それは講師だって同じなんです。マスタークラスとは、一緒に音楽を作っていく「崇高な」時間です。教師は経験と緻密さとひらめきを生徒にもたらし、同時に生徒の皆さんも、それまでに聞いたことがなかったような、あるいは考えすらしなかったような新しい観点を教師に与えてほしいのです。すべては相互作用なのです。ですから、マスタークラスに参加する前には、素晴らしい講師と勉強しようと思っている作品に対し、あなたの心の中の最も深いところでの感情的で知的な反応を注意深く感じ、曲のことを深く深く考えておいてください。

私はいつでも、楽譜を精確に緻密に読む方法をお伝えしようと努めています。それから、創造的な音楽性とは何かを示し、生徒さんが自分自身で深く考えるための選択肢を与えようと努力します。これが、一方通行の発言ではない、真の「対話」を生み出し、お互いに学び合う理想的な方法になると信じています。今年のマスタークラスで、皆さんが素晴らしい先生方と一緒に、素晴らしい音楽的な学びを得ますように!

無限に自由な音世界を一緒に体験

西尾洋先生上野学園大学准教授

2014Jr.G級アナリーゼクラス講師

ピアノを学ぶ若くて才能に溢れる少年少女たちが一堂に結集して私のクラスでやったこと、それは即興演奏、創作、伴奏付け、そしてショパンなどの名作の楽譜を紐解いて、これぞという演奏法を探していく作業。ピアノをどのように操るかを考えることは、ピアノで何を表現するのか、突き詰めればその曲そのフレーズその和音その音はいったい何であるのかを知ることから始まります。そのような、一見するとある答えに集約されそうな視線を通して手にするのは、じつは無限の深さと幅広さを秘めた自由の音世界です。自由な表現は、厳しい制約にいったんはまり、そしてそれから解放されることによって生まれてくるのですが、そのときに必要なさまざまな音楽の能力の一端を、一昨年の合宿で生徒たちに体験してもらえたのではないかと感じています。作曲家は演奏の瞬間を夢見て音を綴ります。今回参加される生徒さんも作曲の瞬間を想像し、創造性豊かな感性で音楽に向き合ってください。

Jr.G級参加をピアノを学ぶ人の第一の目標に!

永野栄子先生ピティナ正会員

谷昂登さん(2014Jr.G級金賞)の指導者、2014Jr.G級マスタークラスに指導者として参加

2年前、谷昂登君が運良く予選を通過したときは、長年憧れていたマスタークラスへ参加できることが嬉しくて嬉しくて、毎日ワクワクしていたことを覚えています。実際のマスタークラスは想像以上に素晴らしかった!まず第一に『出会い』。普段のコンペでは、子供達は演奏を通じてしか交流することができませんが、このセミナー中は、お互いに連絡先を交換したり、アナリーゼのクラスで一緒に授業を受けたりと受講生同士が仲良くなれて、普段の生活では得難い同友と言葉や意見を交わせる最高の環境です。保護者同士の情報交換もできてお母様方も楽しそうです。そしてピティナのサポートが素晴らしい!Jr.G級にかける意気込みが伝わってきます。私自身にとっては、谷君がレッスンを受けている姿を冷静に客観的に見ることができ、彼の特質、弱点などを明確に認識できたのは本当に有り難かったです。
Jr.G級受験は、ピアノを学ぶ皆様に、第一の目標として掲げていただきたいと思います。


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