コンペ結果特集号発売~多角的にコンペに取り組む効果

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2015/10/16
コンペ結果特集号発売~多角的にコンペに取り組む効果

今夏のコンペティションを振り返る、第39回ピティナ・ピアノコンペティション結果特集号が発行されました。全国決勝大会をはじめとして、地区本選・地区予選のすべての結果を掲載!あわせて特集号に掲載されている「データ集」より、様々な角度からコンペに取り組むことで得られる効果について、ご紹介いたします。

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連弾に取り組む~ソロにも活かせる効果
デュオ部門 初参加者数の推移

2015年度は連弾プレ初級の新設や、各級の年齢制限の見直しが行われました。 再編されたデュオ部門連弾の各種データに注目してみます。

2015年度に連弾に初めて参加した人は2,000名を突破。 主に連弾プレ初級の新設にともなう低年齢層の初参加が大きく伸びました。

デュオ部門 学年別参加者数の比較

連弾プレ初級の新設により未就学児が、連弾初級の年齢制限の変更により小1~2の参加が大きく増えました。未就学と小1の参加は前年の約2倍、小2は約1.6倍となりました。

デュオ部門 ソロ部門との併願状況

A2級と連弾プレ初級、A1級と連弾初級の併願など、主に低年齢層が連弾にも挑戦しやすくなりました。

指導者インタビュー
大友惠美子先生 高知県・指導会員
大友惠美子先生

連弾プレ初級新設をきっかけに、初めてデュオ部門に 2 組の生徒が参加しました。藤川優花さんと坂口凜瑠さんは A1 級との併願。「ここはどういう場面だと思う?」「今間違えちゃった、ごめんね」と近い目線で会話しながら曲を作れるのは、同い年のお友達同士ならではだと思います。デュオの曲作りはもちろんのこと、ソロでも互いの存在を励みに練習し、昨年は二人とも進出できなかった地区本選に、今年は連弾と坂口さんのソロで進出することができました。
浅野興志郎君と小梅さんの兄妹はコンペ初参加。妹の小梅さんは人前に立つことが苦手でしたが「興志郎君と一緒なら」と連弾で参加してみることに。コンペに参加してからは、ステージ経験で自信がついたのか、「来年はソロでもコンペに参加したい」と自ら一歩踏み出せるようになりました。興志郎君は、初参加でソロとデュオを両方仕上げるのは難しいかとも思いましたが「俺が頑張らんと小梅も頑張らんき!」と今までにも増して練習に励み、A1 級と連弾プレ初級の両方で本選進出を果たしました。今回初めて教室からデュオ部門に 4 人が参加したことで、ほかの生徒たちも連弾に憧れはじめています。

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ステップでリハーサルする~本番を数多く踏む効果
ステップ・提携コンクールのリハーサル活用と通過率

今年のコンペティション参加者のうち、5人に1人がステップを、10人に1人が提携コンクールを活用しています。予選・本選とも活用している方の通過率が高い傾向にあることがわかります。

参加者インタビュー
竹山英里奈さん  千葉県/2015年ピティナ・ピアノコンペティションE級金賞
ピアノを角野美智子先生、ソルフェージュを安達恭子先生に師事

コンペに向けては、予選本番の約1ヶ月前にステップを、2週間前に演奏検定を受け、リハーサルとして活用しています。まず最初の本番であるステップに向けて準備をし、ステップでいただくアドバイザーの先生方の講評や、いつもご指導いただいている角野先生に会場で聴いていただいたアドバイスを元に、そこから更に仕上げに向けて音楽を深めて行きます。本番の緊張感をもって、広いホールで演奏することは、響きの確認や細かい部分の音楽づくりにとても役立ちますので、ステップに参加してからコンペ本番までの1ヶ月でグッと曲を仕上げていくことができるように思います。

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提携コンクールを利用する~秋冬で極めておく効果

ピティナ・ピアノコンペティション参加者が利用した提携コンクールの内、約7割の方が、秋冬に開催されている日本バッハコンクールに参加されています。夏のコンペと秋冬の提携コンクールを上手く組み合わせて活用されている方も多いようです。年齢が上がるほど他のコンクールとの併願率が上がること、また提携コンクール利用者は予選・本選ともに通過率が高い傾向にあることがわかります。

2015コンペティション参加者が利用した提携コンクール
提携コンクールへの参加率(ソロ部門)
参加者インタビュー
野村優衣さん 兵庫県/2014年日本バッハコンクールに参加、
2015年ピティナ・ピアノコンペティションD級本選入選。
元田美穂先生に師事

ピティナのコンペや他のコンクールに何度か参加していましたが、ずっと弾きたいと思っていた曲が課題曲にあったため、昨年、バッハコンクールに興味を持ち、初めて参加しました。バッハコンクールでは、バロックに深く取り組むことができ、古典・ロマン・近現代と、バロックの違いを学ぶ良い機会になったと思います。バロックを学ぶことで、各声部、特に左手をよく聴くことの重要性を更に感じました。コンクールまでの取り組みや、コンクールでいただいた講評で、今の自分に足りない部分に気づくこともできたと思います。バッハコンクールの後に参加した今年のコンペでは、昨年のコンペで上手くいかなかった部分を反省しつつ、バッハコンクールで得られた経験も効果があり、初めて本選に進むことができました。

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自由曲で参加する~Jカテゴリーの活用で毎年参加する効果

グランミューズ部門のJカテゴリーは、中学3年生~高校3年生の方が自由曲で参加できるカテゴリーです。この年齢では、課題曲のあるE・F級ソロ部門もありますが、何らかの理由で「今年は課題曲2曲ではなく、自由曲で」という選択肢で、無理なく毎年コンペに参加を続けることが可能です。Jカテゴリー参加者の前年の参加級を調べてみると、D~F級が7割を超えており、課題曲で受ける年と、自由曲で受ける年を織り交ぜてコンペに参加されている方が多いことが分かります。

2015年Jカテゴリー参加者の2014年度参加級
参加者インタビュー
浦部 晏未さん 大阪府/2014年ピティナ・ピアノコンペティション
グランミューズ部門Jカテゴリー第2位、2015年F級本選優秀賞、
二本柳奈津子先生に師事

中学三年生で受験を控えている年にも、なんらかのコンクールに参加したいと思い、先生に相談しました。すると、ピティナのグランミューズ部門Jカテゴリーを紹介され、冬まで続くコンクールが多い中、ピティナは夏で終わるので受験への負担も少なく、また自由曲で参加できる点が私にピッタリだと思い、参加を決めました。自由曲での参加は、自分の得意な作曲家を発見する機会となり、また予選・本選・全国決勝大会と同じ曲を弾いたので、1つの曲を追求することができ、良い経験になりました。一方、今年参加したソロ部門(F級)では、ピティナの特色である四期の作品を弾くことで、色々な作曲家の勉強ができ良かったです。高校受験の年も、Jカテゴリーを活用することでコンペへの参加を休まず継続することができましたので、ピティナでの経験を生かしてこれからも頑張りたいと思います。


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