音楽教室に勤務する講師によるコンペ指導

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2013/06/07
2013イラスト
音楽教室に勤務する講師によるコンペ指導

6月に入り、ピティナ・ピアノコンペティションの地区予選が各地で開催されています。
今回は音楽教室でのコンペティションへの取り組みに焦点を当ててお話を伺いました。
レッスンの時間枠がきっちり決まっている、レッスンを増やすことが出来ない・・・そんな不自由とも思える環境をプラスに転換し、活躍する若手講師を続々輩出する音楽教室をご紹介いたします。

コンペ直前レッスンのヒントコンペを迎える保護者の方へ
コンペを迎える保護者の方へ

楽器店でのコンペ指導
滋賀県彦根市に4教室を持つ栗田楽器。この10年で講師も生徒も劇的な変化を見せた、その要因とは。
地方の楽器店から全国レベルの生徒を
ウェブサイト

栗田楽器のウェブサイトでは「○○コンクール地区本選優秀賞受賞!」という文字がいくつも目に入ってくる。そしてそこをクリックすると、教室長のコンクールレポートが。栗田社長は教室の生徒が参加するコンクールはほぼ出かけていき、会場で応援している。

コンクールに出ることは特別?
平井先生、栗田社長、中江先生、林先生
平居先生、栗田社長、中江先生、林先生

ウェブサイトを見てみるとコンクールに出場することを全面的に押し出している雰囲気があるが、実際はそうではない。豊かな自然に恵まれたのどかな土地柄、ゆったりとした生徒が多いが、丁寧な指導を繰り返してコミュニケーションをとり、生徒を自然に高みにあげていく。「ほんとうのピアノの楽しさは上達することで得られる喜び」と明言しているように、上達の課程、ゆくゆく音楽を一生の友としてもらえるようにとの願いを込めたコンペティションの参加のようだ。生徒は指導者からはパンフレットをもらい、興味があるものに出場する。出るからには教室全体で応援する。講師の熱心な指導と、教室全体からの支援を受けた生徒は軒並み好成績をあげ、年下の生徒たちの「憧れ」の存在となっている。

教室の生徒の演奏を酷評された経験
教室には生徒のコンクールの記念写真が並ぶ
教室には生徒のコンクールの記念写真が並ぶ

栗田楽器が創立当初から熱心にコンクールに取り組んでいた訳ではない。15年ほど前は生徒は指導者とおしゃべりをして、なんとなくピアノを弾いて、なんとなく楽しそうだからそれでいいと思っていた。しかし、13年前にステップを初めて開催し、遠方からのアドバイザーに酷評されたとか。その時は憤慨したが、確かにステージには足台を使わず足をぶらぶらさせ、真新しい楽譜を譜面台に置き、それをかじりつくように見つめていた生徒ばかり。その時、「外の世界を見なければいけない」とその時に強く痛感。外部の講師の先生を招いてセミナーを開催したり、なるべく多くのステージに出ることを推奨し続けた。その5年後から初めてコンクールに生徒が出場し、今まで途切れなく続いているという。「コンクールなんて、他の星の話しだと思っていた」と語る栗田社長だが、今では既に滋賀予選の有力教室の1つとなっている。

コンペレッスンのQ&A
レッスン時間は?
コンペティションに出演される生徒さんは1時間のレッスンが多い。2倍の料金にならないように割引あり
レッスンをプラスすることは?
ほとんどありません。予選前にコンペに出る生徒の弾きあい会を実施
課題曲を決めるのは?
講師の先生が曲を厳選しておススメをする。「講師の先生が選んでくれた曲」という安心感があるとか
教室長はレッスンに入りますか?
入らないが、レッスンの前後に出会えば声をかける。愛情が入る分、コンクールの応援には熱が入る。ステップは最初から最後まで通しで、客席で全参加者の演奏を聴いている
教室からの支援
教室の外にはステップの記録が
教室の外にはステップの記録が
〇ステップ活用

もともとは4月に開催していたステップを教室の生徒が出るようになってから5月に移動。コンペ組の生徒もコンペ課題曲でステップに参加出来るようになった。このステップで4曲を弾くことを目標とすることが出来たため、自然とコンペに向けたいいテンポが生まれる。

〇楽譜

3月1日に課題曲が発表となると、教室側で生徒が参加するすべての曲の楽譜を揃える。先生と生徒がすべてに目を通して選曲することができる。また、楽譜を気軽に手に取ることができるので、コンペ課題曲だけでなく、曲集の中から通常のレッスンのために新しいレパートリーを探すのにも役立っているとのこと。

〇練習室

教室の生徒には練習室を無料開放している。「おっちゃん、ピアノ弾かせて」と元気よく飛び込んできて5分程度弾いて帰ってしまう生徒もいれば、コンペの本番前に何時間もこもって練習している生徒もいる。普段の家のピアノとは違い、広い場所で立派なグランドピアノを弾くことで、当日のイメージ作りにつながっている。

教室の先生方の声
2012年度のコンペティションの会場で生徒さんと
2012年度のコンペティションの会場で生徒さんと
〇林 佐知先生

コンペティションという教室の外の世界で学んだこと、また参加する生徒のために受講したセミナーで得た知識はその後のすべての生徒の指導にも確実に生きてきます。また、他の先生の生徒のこともお互いがよく知っているので、指導上のことで同僚の先生に相談したりできることは心強いです。今年B級に参加する生徒さんはA2級からこの教室でコンペティションとともに育ってこられた生徒さんです。舞台に立つたびに一回り大きく成長し、私のその生徒の指導を通して曲についての知識についてはもちろんのこと、様々な指導法演奏法、指導者としての心構えまで様々なことを学ばせていただきました。

リサイタルの会場にて、講師の先生方、生徒さんとともに
平居妙子ピアノリサイタルの会場で生徒さんと
〇平居 妙子先生

子どもの頃に、たとえ短い課題曲でも掘り下げて学習をするということは生徒にとっても、講師の私にとっても貴重な機会となります。そしてそれを披露するために、緊張感の漂ったコンペティションの場所があるからこそ、真剣になれる。小さい頃から舞台に立つことを経験させる、その後の音楽人生にとって重要なことだと思っています。私自身、年に1回リサイタルを開き教室の先生方、生徒さんを招待しています。指導とバランスをとることは大変ですが、指導者が綺麗な衣装を着て舞台に立っている姿を見せることは生徒にもいい刺激になるのではと思っていますし、私自身、生徒の舞台にはいつも刺激を受けているのです。この教室で生徒とともに、頑張っています。

クラッシクコンクール、ベーテン、県のピアノコンクールなど多くの舞台で生徒が演奏
第1回ラ・フォルジュルネびわ湖に出演した生徒さんと
〇中江 亜季子先生

この教室は意欲のある生徒をもっともっと伸ばすことができる貴重な場所です。「コンクールに出たい」という生徒からの意思を引き出せれば、「コンクールに出るためには、まずこのラインをクリアしよう」と自然に目標を設定でき、通常よりも速いペースで先にすすめたり、基礎をしっかりしなければ、という意識を持ってもらえることが魅力だと思っています。現在この教室では、生徒さんにピティナ・ピアノコンペティションをはじめ多くのコンクール、ステップを紹介することにより、「結果付の発表舞台」を提供できています。教室長が講師を縛らず、指導については一任してくださり、応援をしてくださる教室だから出来ることですね。コンペティションの夏を終えて、生徒の一回り大きくなった姿を見ることが毎年の楽しみとなっています

ステーションブログ

栗田楽器は彦根ステーションとして活動。
話題のあのゆるキャラが多く登場したり、読み物としても読みごたえがある記事も多く、とても充実している。そのなかから、この時期にちょっと気になる、人気記事をご紹介。

大手音楽教室でのコンペ指導
ヤマハミュージックストア荒井ピティナ城北支部
東京都北部を中心に教室展開をしている、ヤマハミュージックストア荒井。ピティナ城北支部としてコンペティションの運営をする傍ら、若手の教育の一環としてなるべく多くの生徒をコンペに出すようにと力を入れている
恵まれすぎている、だからこそ
一人一人の問題を皆で共有
一人一人の問題を皆で共有

楽器店の先生は様々な研修制度や環境を用意されていて指導に集中できるとても恵まれた環境にある。個人の先生は生徒募集や発表会の会場予約、HPの更新等雑務に割かれる時間をそのままレッスンや自分の勉強に充てることができる。だからこそ、絶対に「外の世界」が必要、と教室担当者は語る。内輪の研修会、情報だけでは変な固定概念を持つことにつながりがちなので、外部の人に評価される機会、アドバイスを真摯に受け止める機会は持つに越したことがない。
だからこそ、コンクールへの参加を講師たち、とくに若手の講師にすすめている。 「あくまで趣味で」と入ってこられる生徒さんが多いからこそ、本気で音楽に取り組む経験をしてほしい。

コンペレッスンのQ&A
レッスン時間は?
基本的なレッスン時間は30分ですが、コンペティションに出演される生徒さんは30分レッスンを1時間にのばすことも。
レッスンをプラスすることは?
楽器店の性質上、難しいとのこと。毎回毎回のレッスンの目標立てや、確実なスケジュール作りが求められる
課題曲を決めるのは?
.講師の先生と生徒さんで話し合って決める。ある程度目的を決めて、話合いながら決めていくことで、確実な成長を促す。
教室長はレッスンに入りますか?
入ることはないが、講習会で生徒の情報を共有することで、同じ問題意識を持つことが出来ている。
教室からの支援
アドバイザー講師には杉崎幸恵先生と桑原巌先生
指導ディレクターには杉崎幸恵先生と桑原巌先生
〇新人講師の研修会

2年目の講師を集めた研修会を定期的に実施。毎回テーマが設定され、講師が具体的な生徒の例を出して発表。指導ディレクターの杉崎幸恵先生、桑原巌先生の指導の下、レスンの組み立て方、シラバス作成などに取り組む。

〇充実したセミナー

楽器店では秋山徹也先生の課題曲アナリーゼセミナーを実施。また、バロックダンスの講座やチェンバロの講座を別時期に実施できたことで、「4期の課題曲」へのとりくみをバックアップする結果となった

講師の声
清水先生、水谷先生
水谷あすみ先生、清水あや先生
〇清水あや先生

今回初めて生徒さんとピティナのコンペティションに取り組みます。私一人だととても不安でしたが、同期に同じようにコンペに出す生徒をもっている人がいること、また研修会で毎回進捗状況を報告・相談できていること、コンペまでのスケジュールの立て方も相談させていただきました。

〇水谷あすみ先生

「4期の課題曲」ということで、多くの曲を弾くことができるのが魅力です。杉崎先生のアドバイスレッスンを受けることが出来るのも、安心感があり、自分の指導の見直しになっています。

杉崎幸恵先生
〇杉崎幸恵先生

初めて受けてみようと生徒にコンクールをすすめる場合、また出てみたいと言われた場合、講師の先生はちゃんとした説明が出来なければなりません。普段からレッスンのみならず、ピアノをめぐる世界についてアンテナを貼っておくと講師の先生の世界も、生徒さんの世界も広がります。

また、いざコンクールを受けるとなると、どういう目的で参加するのか、という認識を生徒とまず話し合うことが必要となってきますね。親御さんともとことん話し合い、同じ目的を共有しましょう。曲決めも最初は話合いながら進めていくことが必要です。コンクールは考えがしっかりしていないと、必ずどこかで破たんします。好きだったはずのピアノが嫌いになったりしないように、講師の先生は生徒さんのケアにとことん手間をかけてください。

コンクールに限らずですが、「何かやってみようよという」働きかけから新しい目標設定ができることは、レッスンのいいアクセントになりますね。先生は生徒の様子を見ながら、生徒は生活のなかでピアノの順位をどのように位置づけさせれるのか、考える機会は必ずその後につながります。

何事においても情報があふれており、選択肢がどんどん広がっている現代において、「どうしても出来るようになりたい」「どうしても賞が取りたい」という経験をすることは貴重なことです。 若い講師の先生方も、是非生徒さんと一緒にいろいろな機会にチャレンジしてみてください。

研修会の現場より

入社2年目の講師の先生方の研修会にお邪魔させていただきました。講師の先生方のレッスンの悩みと、それに対しての杉崎幸恵先生、桑原巌先生のアドバイスをお届けします。

バロックについて、重音がまだ滑らかに弾けるようにはならないので苦労しています。手が小さいので難しい面もありますが、耳で聞いて感じ取ってもらえるように私が弾いて響きを覚えてもらっています。
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バロックはアングレーズを練習しているのでしたね。版によって全く表記が違うので、いろいろな楽譜を見てみて、手が小さい子にとっての可能性を見つけていきましょう。アーティキレーションについても、多くの可能性が考えられるので、より掘り下げて考えられるといいと思います。重音については室内楽などをきいてみて、音が重なって自然に流れていくイメージを教えられると表現の幅が広がると思います。
コンクールの課題をこなすだけで精いっぱいになりがちな時期です。他のことをできていないという不安もあるのですが今できることはありますか。
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生徒さんでインベンションを弾いている方がいらっしゃいましたよね。今回初めてのインベンションならば、まず他の曲を全て見ることが必要です。いまからすべてをさらうことは難しいので、曲を聴くだけでもいいと思います。楽曲は1曲としてすべての文脈から切り離されて孤立しているものはないので、まわりの情報と結びつけたうえで、演奏することを覚えさせるいいチャンスです。
コンクールでは同じ曲を弾く参加者に影響を受けてしまうことがあると聞きました。テンポが速くなってしまったりして、演奏が崩れないか不安です
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コンクールというナーバスになりやすい状況では、自分と同じ曲を聴いたら、「あ、この演奏の方がうまいかも」と思ってしまうこともあります。鍵盤の前に座った瞬間、集中して自分の世界に入っていくことを日頃から心がけさせることが大事です。生徒さんと一緒に一度別の会場を見学することもいいですね。初めての場所に緊張することがないようにしてあげたいところです。
どんなテンポでも弾けるということが大切、ということをお伝えするのがいいかもしれませんね。早く弾けることがかっこいいのでない。どうしてこのテンポで練習しているのか、きちんと理解させなければなりません。「楽譜に書いてあるから」というだけでは、説得力に欠けますね。
生徒さんが曲に飽きてきている、と感じることがあります。ミスもするし、仕上がっているわけではないのに。練習はしてきますが、これから本番に向けてどのような言葉がけが必要なのでしょうか
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飽きてしまっているというのは、その曲を見つめていないということですよね。メロディを歌ってみたり、リズム通りにスキップしてみたり、アイディアを考え、その曲の話をするというレッスンが絶対に必要です。こんなにも広い世界があるのかと、いかに感じてもらえるかが勝負ですね。やはりアイデアとイメージの話の創意工夫が常に一番必要で、何でここで音を切らなければいけないのか、フレーズをつながなければいけないのか、親御さんと協力しての生徒にとって一番いい言葉がけの方法を考えていくといいかもしれません。
個人音楽教室でのコンペ指導
クレッシェンド音楽教室斉藤浩子先生:ピティナ豊洲CANALステーション
東京・豊洲を中心に現在講師11名、生徒数約450名を抱える大教室。
今年はなんと約70名の生徒がコンペに参加!
確かな指導がコンペに結び付く音楽教室
斉藤先生の想いと技術を受け継ぐ教室
さまざまステージを提案
さまざまステージを提案

"一生音楽を楽しむことのできる生徒を育てたい"
斉藤浩子先生のこの強い思いを講師の先生方は引き継いでいる。
講師として採用されると30時間の斉藤先生の研修を受けることになる。 その後も年に3回4?5日間にわたる研修があり、斉藤先生が今まで身に付けてきた技術や指導法が教室に勤務する先生方に受け継がれしっかりと共有されている。1年目は斉藤先生秘伝の「読譜力」の指導を身につけることが中心となる。2年目から「美しい音で弾く指導法」を学び、さらにコンクールの指導に入るケースが多い。

一つの通過点としてのコンクール
本選の進出者壁に掲示 8月が終わるころには壁いっぱいになる
本選の進出者壁に掲示 8月が終わるころには壁いっぱいになる

生徒もピアノを初めて1年目は読譜力を身につけることを重視し、コンクールに出ることは少ない。楽譜を自分で読むことができればひとつひとつの音や記号の意味、その音楽の全体の構成までじっくりと考えて弾くことができる。そうすれば美しい音で心から歌わせて弾くことができ、その演奏は聴く人を感動させる。その感動には、曲の難易度は関係ない。何歳の生徒に対しても、毎回本気のレッスンを積み上げることで、たとえ30分のレッスンでもコンクールに参加する実力が着実に身についている。生徒のほとんどが地元の子どもたち。特別なことはせず、通常のレッスンの一つの結果としてコンペティションの舞台が用意されている。

2012年度のコンペ予選褒賞率は7割以上。講師にも生徒にも確かな実力がついている証拠である。

全ての生徒の仕上げを担当
鍋島先生、原先生、斉藤先生
原先生、斉藤先生、鍋島先生

コンクールに参加する生徒は譜読み段階、またコンクール参加前に斉藤先生のレッスンを受ける。普段担当していない生徒の仕上げを担当することで、斉藤先生にとっては先生方の指導内容を容易に把握することが可能となり、教室全体のレベルの維持管理を徹底できる。また講師の側からすると自らの指導を振り返る機会となり、生徒・講師どちらからしても良い「研修の場」となっているようだ。

コンペレッスンのQ&A
レッスン時間は?
基本的に30分。読譜力がついているため、譜読みにほとんど時間をとられることがなく、30分のレッスンでも深いところまで掘り下げることができるという。
レッスンをプラスすることは?
本番直前にプラスレッスンを1回するか、しないかという程度。教室の空きがないのでなかなか難しい。
課題曲を決めるのは?
基本的には生徒がセレクト。自分のお気に入りの曲でステージに立ってもらいたいという想いから。昨年はA1級の近現代はすべてが出そろったとか。子どもが自ら4曲のプログラムを自ら考える経験は確かに貴重だ。
教室長はレッスンに入りますか?
コンペに出場する生徒については、1回は必ずレッスンに入るようにしている。ダブルレッスンの効果は演奏にも、指導にもあらわれてくる。
講師の声
〇原亜由美先生

この教室の生徒さんたちはもともと読譜が出来る土台があるので、無理せずコンクールを受けることが出来ます。またその期間に1曲を深く指導することで幅広い表現力をつけることができており、とてもいい機会となっています。また、何も言わなくても普段の教材の進みがはやくなりました。
クレッシェンド音楽教室の概念にあるように、どの生徒さんも同じように音楽を心から楽しんでもい、自分から音楽を楽しむことのできる生徒さんを育てたいと思っています。

〇鍋島沙栄子先生

コンクール初参加の年に予選通過できなかった生徒さんが、翌年は1週間で自分で選んだ課題曲4曲を暗譜してきました。そこからレッスンを始めることが出来るので、30分のレッスンでも十分本番までもっていけます。結果がでるコンクールでのモチベーションのあがり方は特有のものがありますね
また、小中高受験などの事情で出られない生徒さんもいるので、どの生徒さんにもピアノをやって楽しいという時間を作ってあげられればと思っています。。

〇斉藤浩子先生

初めはコンクールの必要性を感じていませんでしたが、10年前にふと生徒に「出てみたい」といわれて挑戦したことがきっかけです。その生徒のモチベーションのあがり方を見て、コンクールを積極的に取り入れるようなりました。
ここに在籍している講師の先生方は皆向上心があり、少しでも私の時間が空くと、アドバイスレッスンを入れて欲しいと言われたり、相談を持ちかけられたりして充実した毎日を送っています。現在、入室希望の生徒さんが増えており、講師を募集しています。生徒としっかりと向き合った指導をされたい方は是非お問い合わせください。

斉藤先生
斉藤先生からコンペを迎える保護者の方へメッセージ

コンクールでは、普段のレッスンよりさらに深く細かく弾きこみ仕上げていきますので、本当に大変だと思います。でもこの大変な経験は、ピアノの上達ばかりではなく、心の成長も大変大きく関係し、日常生活では経験できない、目に見えないとても大切なことを多く学ぶ機会になっていると強く感じています。

 某中学受験塾の講師から聞いた話ですが、幼少期にコンクールを挑戦してきた生徒さんと挑戦してこなかった生徒さんは、指導していてわかるそうです。自分の意思で頑張ること、目標に向かって最大限努力することを知っているそうです。それは努力の後に達成感を感じ、大きな喜びが待っていることを経験しているからなのだと思います。私は、コンクールは最終目標としてではなく、お子さまたちがさらなる成長のきっかけをつかむ手段として、上手に参加していただきたいと思っています。

 そのために、ご家族の皆様にお願いがあります。コンクールはお子様一人で参加するのではなく、ご家族で参加する意識を持ってほしいのです。つまり、ご両親は、お子様の監督ではなく、伴走者になってあげてください。ご自宅では、練習したの?と確認するだけでなく、一緒に練習してあげてください。もし、レッスンで思ったように練習できていないときは、お子さんの側に立って「一緒に頑張ります」と言ってあげてください。お子さんは、お母さんやお父さんも一緒に頑張ってくれることを感じてさらに努力しようと思います。

 ここで、講師の前で「練習しなさいと言ったでしょ!」とお子さんを責めてしまうと、練習できなかった責任をお子さんひとりが負うことになってしまいます。そしてコンクールでもし悲しい結果が出た時に、お子さんは、自分が練習しなかったから落ちたと感じ、嫌な思い出になってしまうでしょう。でも一緒に頑張ったご家族がいれば、良い結果はさらに嬉しく感じますし、悲しい結果も家族皆で受け止めて、来年こそお母さんやお父さんを喜ばせたいからもっと頑張ろうという力になっていくのです。 


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