親と指導者で「ファン」を育むコンペティションの活用法

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2013/03/29
親と指導者で「ファン」を育む
中村真代子先生
先生の生徒さんは表彰を受けていらっしゃる方が多く、またどの生徒さんもコンペティション、ステップともにバランスよく参加されている方が多いように思います。
生徒さんのピアノ学習を長続きさせるために、コンペティションをどのように利用されていますか。

長続きのポイントは、音楽の理解力と演奏の力が向上していくのを楽しめることです。

コンクールを、レッスンの中で紹介している理由に、向上心をもつため、と、音楽力アップ、ということが挙げられます。


ピティナ継続表彰初めての50回は、中村先生の生徒さんでした

誰もが持っている、評価されたい気持ち、それをキャッチし育めば、各々を活かして伸ばしていけます。コンクールを、参加する過程も含め、ステップ・アップ通過点と捉えます。向上する喜びを体験できるように、各々のハードル(目標)作りを指導者は助け、更に、ハードルをクリアすることを助けていきます。コンクール曲の中で興味を持つ曲に出会えたら、自発的な努力で更なる進歩が期待できます。

ステージ毎に実力がついていく実感を味わえたら楽しいことでしょう。
日常生活の中で、バランスよくピアノ学習を継続していかれるようにコンクールを利用できたら成功です。大小関わらず達成感を感じられるよう、家庭とレッスンでの環境作りをすることは忘れてはなりません。

  
お見受けしたところ、ソロ・連弾どちらともに出演されている生徒さんが多いように思われます。
デュオ部門に参加させるメリットはなんでしょうか。

ソロとデュオ、両方をレッスンの中で紹介し、実行継続するメリットは大きいです。 演奏を作り上げる過程で、多面的にアプローチすることとなり、音楽力の幅が広がります。 コミュニケーション能力を上げたいと希望するレッスン生には、デュオのチャンスを与えることで、音楽演奏基礎力は勿論、響きを作るバランス力を育むのに最適です。デュオ経験では、ソロとは異なる楽しさを実感できます。

コンクールを目指す場合は、2台ピアノに繋がっていくことを想定していれば、楽しみにしながら力をつけていけるでしょう。

組み合わせについてはどのようにされていますか?

兄弟、親子、友人と、どんな組み合わせでもやってみる価値はあります。友人でしたら、相性がよさそうな友人と組んで貰います。指導者は、時間的、精神的負担を感じさせないように気を配り、見守りながら助言をしていきます。保護者、レッスン生は、コミュニケーション能力や、相手を認めることが大切と解ります。組み合わせと共に大切なのは、前向きになれる選曲であることです。

通常レッスンにはどのように組み込んでいけばいいのでしょう

各自ある程度弾けるようになった時点でソロとは別でデュオの枠を設けます。指導者と複数の人の都合で、合わせるレッスン時間を決めますので、貴重な時間を自覚し、楽しい時間にするよう努めます。勿論、各ソロのレッスン時間の中で、ポイントレッスンをします。

グランミューズ部門に出演されてくださっている生徒さんもいらっしゃいますが、生徒さんが中学生、高校生、大学生、社会人となり環境の変化の中でピアノを長く続けて行く中で、レッスン内外で工夫している点をお教えください。

ピアノを継続しているケースは様々ですが、共通点を挙げてみます。

保護者が、ピアノを学習することを理解し共感している。
保護者と指導者が、コミュニケーションがとれている。

『コンサートへ行こう』『国際アカデミーを聴講をしよう』
『国際コンクールに行こう』『録画を楽しもう』等、
積極的にキャッチフレーズを掲げて共に実行に移していきます。

楽しみながら経験することですが、、多面的アプローチといえるでしょう。
クラシックファン、ピアノファン、音楽ファン、何でもよいので、『ファン』になることも推奨します。深く追求する楽しさを期待できます。
今年初めてコンペティションに生徒さんを出場させる指導者、また保護者の方へ、メッセージをお願いいたします。

保護者と指導者は、コンクール活用を効果的にする為に、優先順位を常に考えていきましょう。

音楽表現の大切さとテクニックの習得を得る為、指導者は、必要なときによいタイミングで効果的なエチュードやテキストを選択するとよいでしょう。各々に合ったハードルを作ることは大切です。

チームで育んでいきましょう。

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