ピティナ・ピアノ指導セミナーVol.49開催レポート

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2016/05/06
指導者の祭典! ピティナ・ピアノ指導セミナーVol.49 開催レポート

4月24日(日)、よみうり大手町ホールにて、ピティナ・ピアノ指導セミナーVol.49が開催され、全国からおよそ300名のピアノ指導者が来場されました。
今年、ピティナは創立50周年を迎え、今回の指導セミナーは、その幕開けともなる特別企画を盛り込んだ内容。第1講座は、『ピティナ50周年記念 ピティナ団体会員出版社特別協賛企画:指導法プレゼンテーション』と題した、ピティナ団体会員の楽譜出版社8社のご協力による、各社の出版楽譜・書籍を著者・指導者からの12分間プレゼンテーションとポスターセッション。気になる楽譜や書籍を手に取りながら、著者の先生から直接、生のお話が聞ける貴重な機会となりました。第2講座は、『ピティナ50周年記念シンポジウム:いま、ピアノ指導者が考えるべきこととは?』と題して、豊富なピアノ指導経験を持つ指導者4名がこれまでのピアノ指導、ピティナでのピアノ教育事業を振り返り、これからのピアノ指導者に必要なこと、今後のピアノ教育の姿についての可能性などを発表、パネルディスカッションされました。そして第3講座は、世界でご活躍のピアニスト、海老彰子先生による、世界のピアノ教育についての講演。聞き手の飯田有抄さんの進行により、海老先生の音楽や教育への情熱的なお話を聞かせていただき、会場内は、あたたかで充実感たっぷりの空気に包まれました。
今回は、ピアノ教育について考える一日となった指導セミナーの模様をレポートいたします。eラーニングでも聴講可能ですので、是非、気になるセミナーを聴講してみてはいかがでしょうか?


指導セミナー当日のレポート
第1講座

レポート:須藤晴香(専修大学4年生)・寺島里香(桐朋学園大学4年生)

株式会社 音楽之友社
パップ晶子先生相模大野クリスタルステーション代表
バルトークのピアノ作品の指導法

特徴的なハンガリー民謡の魅力が感じられるバルトークの作品。バルトークは生涯をかけて民謡を採集・研究し、ピアノを学習する子どもたちに民謡の美を伝えたいという気持ちから、子どものための曲集をたくさん書きました。そんなバルト―ク作曲の≪子供のために1≫より第10番と第40番を取り上げて民俗音楽の面白さを伝えてくださいました。先生が弾くメロディーに合わせて、踊りのリズムを会場内の全員で手を叩いてみたり、民俗衣装を着た方が実際に曲に合わせて踊ってくださったり、曲の情景が浮かぶようでわくわくする内容でした。これらのご指導のあと、もう一度「豚飼いの踊り」を先生が演奏してくださると、会場からは大きな拍手が巻き起こりました。

株式会社 学研プラス
久元祐子先生ピアニスト・国立音楽大学准教授
名器から生まれた名曲 モーツァルトからリストへ

「バロック」「古典」「ロマン」「近現代」それぞれの時代のピアノの特徴を知り、良さを引き出してアプローチすることが大事だと仰る久元先生。モーツァルトが魅せられたヴァルター・ピアノの特徴である、軽やかなタッチを現代のピアノで表現するには、ペダルの踏み方とタッチの深さに気をつけること。キレの良い現代のダンパーで、ショパンの愛器であったプレイエル・ピアノの柔らかく香り高い音色をつくり出すには、ごく浅くペダルを使うこと。また、リストが弾いたモダン・ピアノでは、いかにオーケストラのように表現するかを求められます。 様々な音色を披露してくださった久元先生のセミナーを通じて、それぞれの時代のピアノに想いを馳せる時間となりました。楽譜などを通じて作曲家の想いを読み取り、大切にしたいと感じました。

株式会社 河合楽器製作所出版部(カワイ出版)
安倍美穂先生千葉白井「音で遊ぼう」ステーション代表
テクニックと表現の同時進行 ~イメージすると、ほら、音が生き生き動き出す!~

子どもの頃、何でもっとお話のついた曲がないのだろうと思っていたという安倍先生。ピアノ指導者ならではの視点で、こういう曲があったら子どもたちが喜ぶかな?ということを考えて作曲をされているとのこと。『なにしてあそぶ?』から、数曲を取り上げ、1曲1曲説明しながら弾いてくださいました。その中でも組曲『眠り姫のおはなし』は、朗読を交えた演奏で聴きいってしまいました。先生が作曲した曲は全て物語のようになっていますが、結末がどうなるかは子どもたちに考えさせるそうです。どうなったと思う?と話し合ってみると楽しいと思いますという言葉を聴いて、指導者として、先生も楽しめるようなレッスンを目指している想いが伝わってきました。

株式会社 春秋社
金子勝子先生指導者育成委員長・表参道Avenueステーション代表
脱力とレガート奏法が身につく! 「指 メトード」セミナー

「もっともっと素晴らしい指導者になってほしい」そう仰る金子先生は、昨年ご自身も指導50周年を迎えられ、ピティナと共に育ったという気持ちから、未来を担う指導者へ向けて熱く語って下さいました。「金子メトード」は、生徒の指の状態を何とかしたいという思いから生まれ、実践されてきました。中でも印象的だったトレーニング方法として、指の独立とレガートの為には、指の支えを入れて手首の力を抜くことから始めます。その時、レガートを感じることが大切です。また連打のトレーニングによって、2ヶ月もすれば指がほぐれ、回るようになります。その時、ゆっくりと音楽的に練習することで、響きをもコントロールが出来るようになります。
最後には、先生ご自身によるピアノ演奏で、会場は素晴らしい空気に包まれました。

株式会社 全音楽譜出版社
今野万実先生堺泉北ステーション代表
ギロックで飛躍的に伸びる! 導入期の表現力とテクニック

ギロックと、ほかの子どものための作品の作曲家との違いは何だと思いますか?という問いから始まりました。答えはギロックは音楽教育家であるということ。そのためギロックの作品は、子どもの手に優しく、日々のレッスンで使うことにより、子どもの心と音を育み、表現力とテクニックを学べる教材ということ、ギロック・子ども・レッスンという3つのキーワードが密接に結びついていることが特徴と紹介されました。そんなギロックを子どもたちにわかりやすくレッスンするために、クリップやはかり、ボールなどのグッズを使った指導法を教えてくださいました。指導のポイントは、わかりやすく、大げさに、何度でも本気でやることだそうです。会場は常に笑いがあふれ、楽しいレクチャーとなりました。

株式会社 東音企画
藤原亜津子先生指導者育成委員・龍ヶ崎ステーション代表
読めるから弾ける、弾けるから楽しい!
バスティン指導法で、名曲へのはじめの一歩

「教則本は読めて弾く為のレシピ本」と仰る藤原先生は、導入の入り口が本当に大切だと教えて下さいました。先生の「読めて弾けるためのトレーニング」には様々なグッズが登場し、様々な工夫をされています。ソフトボールを使うことで、良い手の形をつくり、カスタネットを使うことで、手首を脱力し、指で音を出すように意識をすると、脱力の導入のトレーニングとなります。お手玉を使ったトレーニングでは、お手本として先生直々にお手玉体操をして下さいました。音楽に合わせてお手玉を右から左へ、上から下へと軽やかに振り落とし、更にお手玉を掴んで離すことによって、手首が柔軟に動くようになります。生徒は様々な「ピアノ演奏に向けた目的を持つグッズ」の詰まった箱を持ってレッスンに来ます。「修業は分量です」と生徒に説明されているそうで、名曲へのはじめの一歩として「脱力を学ぶ・良く動く指づくり・歌心への導入」をご紹介くださいました。

株式会社 ドレミ楽譜出版社
橋本晃一先生作曲家
知ってる曲でいきいきレッスン ~橋本晃一ピアノ・テキストについて~

『ピアノひけるよ!』をはじめとし、様々なシリーズを出版されていますが、どのシリーズもピアノを習う人が、できるだけ知っている曲で習うことができるようにという考え方で作られていると紹介されました。先生は小学5年生で練習がつまらなくなりレッスンを辞めてしまい、中高時代は好きな曲の楽譜を買ってきて弾いていたと仰います。小学校時代も決まった教本だけでなく好きな曲も取り入れていたらレッスンを辞めなかったかもしれないという思いもあり、初級・中級の生徒さんが弾きたいと思えるような曲をジャンル問わずアレンジされているとのこと。『サウンド・オブ・ミュージック』『私のお気に入り』を演奏してくださり、コンサートのようで素敵な時間でした。

株式会社 ヤマハミュージックメディア
馬塲マサヨ先生金城学院大学教授
目からウロコのピアノ指導法 ~読譜力を伸ばす教材の与え方~

「このやり方を使って指導すれば、どんな子供も読譜力が確実に伸びる」と仰る馬塲マサヨ先生は、先日2冊目となる指導法についての本を出版されました。生徒が楽しくレッスンをするには、読譜力が必要です。読譜力を育てるには、初めて見る音符の数を増やすことが重要であり、例えば、530個の音符の1曲を2ヶ月練習するよりも、生徒の能力より少し簡単な曲を与え、50個の音符の曲を4曲同時に練習し、2週間で曲をチェンジしていくと、2ヶ月で800個の音符を見ることになり、270個の音符の差が生まれます。また、生徒の聴く力を育てることも大切で、素晴らしい質の高い演奏を毎日繰り返し聴かせます。ピアノの上達には毎日の積み重ねが大切で、その為に先生の指導が重要になってくるということですね。

第2講座

ピティナ50周年の節目に、長年に渡ってピティナの各事業を中心となって支えてこられたピティナ理事4名の先生方、金子勝子先生、江崎光世先生、杉浦日出夫先生、戸沢睦子先生に、これまでの指導経験や推進されてきた事業について、今後の期待や展望とともに、指導者育成委員の江夏範明先生の進行により、発表・ディスカッションいただきました。金子先生からは、指導者育成委員長としてのお立場から、「指導者が常に学び続けること」の大切さを、指導者ライセンス(旧指導者検定)の成り立ちとともに、お話いただきました。江崎先生からは、コンペティションの歴史と、アンサンブルをピアノ指導に活かす大切さについて、杉浦先生からは、試行錯誤しながらピアノ指導と向き合われてきたご経験談と、ピアノの基礎の重要性について、戸沢先生からは、ステップ事業の変遷・仕組みと今後の展望について、発表いただき、先生方のこれまでのご苦労や向上心、ピアノ教育に対する熱い気持ちを共有くださいました。

パネルディスカッションでは、各先生より、「指導者は自分の引き出しを増やし、得意分野を伸ばし、一生学び続けて行きましょう」(金子先生)、「教えることは学ぶことであり、指導から自らの学びにつなげましょう」(江崎先生)、「音楽から生きる力をもらって、生涯指導者現役であり続けたいですね」(杉浦先生)、「次世代に繋げるために、走りを止めず、改革し続けていきましょう」(戸沢先生)というメッセージをいただき、来場されているピアノ指導者に勇気や希望を与えてくださる時間となりました。

第3講座

第3講座では、日本を代表するピアニストとして世界各地で演奏会を行う傍ら、国際コンクール審査や海外の音楽祭に引っ張りだこの海老彰子先生をお迎えし、音楽ライターの飯田有抄さんを聞き手に、90分、たっぷりとお話を伺いました。

この一年に限っても、ショパンコンクールや浜松国際ピアノコンクールをはじめ、4つの国際コンクールの審査に招かれた海老先生。国際的なステージで日本のピアニストに足りないと思われるものは、一言でいえば「気骨」と表現されました。フィギュアスケートの羽生結弦選手を例に挙げ、彼が、特に大震災を乗り越えた後に、スケートをする意味を自らに問い掛け、見る者に訴えかける演技をするに至った過程に、そのような気骨を感じ取り、日本のピアニストたちにもそれができるはずと期待を寄せてくださいました。

他にも、徹底的にイマジネーションを引き出すロシアの導入期の音楽教育、若い頃に聴いたリーズ国際コンクールでシフやオピッツら名だたる現在の名匠が見せていた気概、日本の若いピアニストたちに足りない音楽の「核」(どうしても伝えたいもの)のお話など、優しさの中に強い信念と情熱をもって語られる多くの有益なヒントは、来場したピアノ指導者の皆様に、また明日から指導の現場に立つ勇気を与えてくださいました。

最後は、海老先生の恩師で、惜しくも2015年2月に89歳でこの世を去った名匠アルド・チッコリーニさんの貴重な映像、エルガー「愛の挨拶」の感動的な演奏が上映され、海老先生の音楽性とお人柄にも確かに受け継がれている豊かな音楽の源泉を会場の皆で共有し、あたたかな雰囲気に包まれて素晴らしい時間が終了しました。

レジュメ冊子&スタンプ

毎年好評のレジュメ冊子は、今回は60ページに及ぶ充実した内容となりました。ポスターセッションでは、恒例の講師似顔絵スタンプラリーを実施し、来場者のスタンプ台紙に、講師がスタンプを押すことで、講師と来場者のコミュニケーションツールとして活用されました。

自宅で聴講! eラーニング

指導セミナーVol.49をパソコンやタブレット、スマートフォンで聴講することが出来ます(有料)。是非、ご自宅での学びにお役立てください。
※一部、都合により編集された部分もございます。

参加者の声
第1講座
  • それぞれの先生方が、指導の現場で感じたこと、考えたこと、またご自身の経験から生まれたアイディアを存分に披露され、大変勉強になりました。それぞれの先生方のピアノ演奏に対する想いを、私自身、指導の中に取り入れられるように考えていかなくてはと思いました。 パップ先生のバルトークの素晴らしい分析力、久元先生のピアノに対する情熱、安倍先生のアイディア、金子先生の基本、今野先生、藤原先生の楽しいレッスン内容、橋本先生の想い、馬塲先生の素晴らしい知識を教えていただき、ありがとうございました。(東京都/正会員/鎌田裕子先生)
  • どの先生方も、共通してお持ちなのは、ピアノが弾ける楽しさを知ってもらいたいという強いメッセージ。作曲家について、奏法について、身体の構造について、西洋人と日本人の慣習の違いについて・・・あらゆる方向からピアノ指導について考えられ、追及されており、どの先生のお話も非常に勉強になりました。明日のレッスンの指導案作りから、今日学んだことを少しずつ取り入れて、1人でも多くの人にピアノが弾ける楽しさを私も伝えたいと思います。 それから先生方みなさま、演奏も素晴らしいと思いました。 「先生」と呼ばれる以上、自分の演奏ができ、歌える講師でありたいと思います。(神奈川県/指導会員/諏訪里佳子先生)
第2講座
  • 全国どこにいても同じレベルのピアノ教育を受けられることを目指し、発展してきたピティナに所属させていただいている1人として、地域のピアノ学習者に本気で指導していけるよう、今後とも精進していきたいと心を新たにする、大変貴重な先生方のお話でした。 継続は力なり。走り続けてきたものを止めないでほしいという戸沢先生のお言葉が心に刺さりました。私たちの世代、そして次の世代へとつなげる努力をしたいです。 (兵庫県/指導会員/建部礼子先生)
  • 先生方がピティナに入られてからの指導者としての歩みを聞かせていただき、とても参考になりました。 今、自分が何をすべきか、できるのかを考えさせられる時間でした。杉浦先生のお言葉の中に、「生徒が出来ないのは指導者に責任がある」は身に染みました。日々迷いながらも指導するからこそ進化することが出来る、学ぶことが出来るのではないかと感じるひと時でした。 (東京都/指導会員/板崎早苗)
第3講座
  • 国際コンクールの審査員をされており、ご自身の演奏活動でも活躍されている、素晴らしい先生のお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。お話が楽しく、温かいお人柄が伝わってきました。 音楽家、芸術家として、という前に、1人の人間が各々幸せな人生を送るにはどうすればいいかということは、指導者としてだけでなく、自分の人生においても探っていきたいテーマです。 コンクールだけがゴールではないということも、子どもたちはなかなかわかってくれないのですが、「音楽に接するだけでも幸福なこと」だということを、子どもたちに伝えていきたいです。(茨城県/指導会員/石井直美先生)
  • マルタ・アルゲリッチさんとのエピソードなど、海老先生ならではの体験談を聞かせていただき、ありがとうございました。生徒には人との競争だけでなく、自分の中から燃えるものを持たせたいというお話に、大変感動いたしました。子どもに感動体験を与えるというのは、とても難しいことですが、教師の仕事とは、こちらが良いと思う種をたくさん蒔き続けることかなと思っています。最後に、チッコリーニ先生の演奏ビデオを感動しながら拝見させていただきました。生涯現役とは、まさにこのことですね。 ピアノの先生って、本当にいい仕事だと思います。 (岡山県/指導会員/小林美恵子先生)

指導者ライセンス全級合格&指導者賞 表彰式

2015年度に指導者ライセンスの初級・中級・上級の全級合格を見事取得されました3名の方、そして、夏と春に優れた指導者に贈られるピティナ指導者賞を受賞されました63名の方が、指導セミナー会場にて、表彰されました。

指導者賞受賞者
遠藤美子先生6回受賞

この度はピティナ ・指導者賞を頂きましてありがとうございます。この様な素晴らしい賞を頂き感激しております。
日々の一つひとつのレッスンを大切にして「レッスンという一瞬」に強い思いを抱きながら毎日のレッスンに向かっています。今後も日々勉強と努力を目的に精進して参りたいと思います。

ステップ・コンペティション活用術

コンペティション・ステップは、共に目標に向かって進んでいけます。一曲に時間をかけ、深く掘り下げて仕上げて行く先はステージでの演奏です。人との競争ではない「ステップ」、より高いレベルへのチャレンジの「コンペティション」 どちらもピアノ学習を通して人生をより豊かにしてくるれます。
そして参加者一人一人に直筆のメッセージが貰えることも魅力です。様々なアドバイスや感想が書き込まれ、指導者にとっても自分の指導を客観視でき、生徒と共に成長して行けるステージは、ピティナならではと思います。

曽我綾子先生初受賞

この度は、初めての指導者賞をいただきまして、ありがとうございました。ステップやコンペティションに参加する生徒が増え、生徒と共にここまで成長することができました。今後も一歩ずつ前へ進んでいけるよう、頑張ってまいります。

ステップ・コンペティション活用術

「音楽を通して素敵なお兄さんお姉さんになれるといいね」を目標にステップやコンペの参加をお勧めしています。難しい曲でも最後まで諦めないで頑張ることを学んで欲しいと願っています。 また、地元の小学校では、継続表彰を頂くと、校長先生やお友達が学校の昼休み等に演奏を聴いて下さるので、生徒達は大きな励みになっています。

緑川眞由美先生 2回受賞

2回目の指導者賞を受賞させていただきましたこと、とても光栄に思っております。そして表彰式にも参加させていただき、ありがとうございました。生徒の皆さんの頑張りと保護者様のご理解にはいつも感謝しております。それは、私の支えでもあります。これからも、生徒に寄り添う指導を心掛けていきたいと思います。ありがとうございました。

ステップ・コンペティション活用術

ステップは、人前での演奏を楽しめるようになってほしいと、参加をお勧めしています。また、舞台で演奏することを何回も経験することでステージマナーや客席マナーも学んでほしいと考えています。暖かな雰囲気のステップが生徒たちは大好きです。コンペティションは、今の自分よりもう少し上達したい!と思えたときに挑戦してもらうようにしています。どちらも、「本番」という目標を作り、日々のレッスンに活気をつけています。

指導者ライセンス全級合格者
井上朝葵先生

ここに到達するまで、ご指導・お導きくださった全ての先生方に感謝申し上げます。全級まで約7年ほどかかりました。当時、演奏実技が思ったほどの出来ではなく、試験後は落ち込み涙することも一度や二度ではありませんでした。しかし、先生方の叱咤激励が常に私を支えてくださりました。おかげさまで途中で投げ出さず最後までやり遂げれたと実感しています。指導者であり続ける限り、学びは永遠ですので今後も研鑽を積み続ける次第です。

受験対策

合格まで時間はかかりましたが、メリットはたくさんありました。指導実技のレッスンの組み方や指導ポイントを学びたい時は、ピティナのレッスン見学から活用することができました。先生宅への訪問は先生方同士の交流も図れますし、それぞれの指導の仕方も伺うことができます。論文や筆記試験は学生時代に論文の書き方の授業や音楽理論が活きてきました。コンペやステップの曲で楽曲分析ができるので、普段のレッスンに活用できるのもライセンスの大きな魅力です。

高村美佐先生

皆様、初めまして。兵庫県芦屋市でピアノとリトミックの指導をさせて頂いております。久しぶりのコンサート出演がきっかけとなり、チャレンジを決意した指導者検定。レッスンや家事と並行しての受験は練習時間の確保が難しく大変でしたが、「時間は作るもの」という事も学べました。指導実技では短いレッスン時間の中での有効な声掛けを、また、演奏実技では模範演奏として注意すべき点を意識するようになり、ともすれば独りよがりになりがちなピアノ指導を軌道修正する良い機会となりました。

受験対策

指導実技では、コンペティションのアナリーゼ本のバックナンバーが役立ちました。 普段のレッスンでもコンパクトにアドバイスすることを心がけ、当日はいろんな角度から生徒さんを観察することと時間配分を意識しました。演奏実技の対策は私の場合は曲よりもハノンやピシュナに時間をかけて取り組みました。

田中祥子先生

この度は、指導者ライセンス全級合格いただけたこと、大変嬉しく思います。生徒がコンペやステップに向けて頑張っている姿を見て、私も目標を立てて頑張ってみたいと思い、ライセンスを受験することにしました。思った以上に大変なものでしたが、審査員の先生方に頂く講評を見て反省し、次への対策を考えることを重ね、継続して学ぶことの大切さを改めて感じました。これからも、ここで勉強したことを土台に、生徒に音楽の楽しさを伝え、共に学び続けていきたいと思います。

受験対策

演奏実技:客観的に聴いて頂かないとわからない為、指導者に付いて勉強しました。四期の時代の弾き分けについて、よく考えるようになりました。
指導実技:課題が発表されてから、楽曲分析し、演奏して弾きにくいところをチェック、曲の背景を調べました。
筆記:全ての曲に目を通し、音楽史はピアノ曲事典で勉強しました。
初見演奏:中級ぐらいの初めて見る曲を、毎日1曲弾きました。

指導者ライセンス交流会

指導セミナー開始前の1時間、指導者ライセンス交流会を行い、24名のピアノ指導者が参加されました。参加者には、既に指導者ライセンス全級合格され、現在も指導力アップのために研鑽を積まれている方や、受検中の方、またこれから受検を考えたいと興味をお持ちの方など、指導者ライセンスを指導力の向上に活用したいとお考えの様々なお立場の方がいらっしゃいました。まず指導者育成委員の土持恵理美先生より、全級合格されたご経験談や、検定から指導者ライセンスに改革したねらいなどをお話いただき、続いて同じく指導者育成委員の沢田菊江先生より、広島での指導者ライセンス取組事例についてご紹介いただきました。その後、グループディスカッションで交流を行い、受検の体験談や、受検にあたっての疑問点や対策の悩みなど、活発な意見交換が行われました。


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