指導セミナーvol.38 杉山先生インタビュー記事掲載

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2009/04/03
指導セミナーVol.38

第1講座 探そう、音の色 杉山智恵子先生
「まず自分を開放しましょう!」

音楽を表現する身体を作ること。プロの演奏家として、また指導者としてその重要性を実感していた先生が、10数年前に出会ったダルクローズ。幼児のみならず、プロを目指す人のために考案されたリトミックで、自分で動きながら音やリズムの感覚を身につけていく。
では実際にどのように身体を開放していくのか、それが音楽作りにどう影響するのか?当日行うエクササイズについてもご紹介する。

―身体と心を開放すること、それは音楽作りにどう結びついていくのでしょうか。

音には様々な色合いがありますが、そのとらえ方は一方向だけではありません。まず「歩く」という作業にしても、色々な歩き方がありますね。ドライブしていくような歩き、ブレスやアウフタクトを感じるような歩き、スムーズな歩き。イメージでは分かっていても、実際に動いてみないと分からないことも多いんです。ですから今皆さんが背負っているものを全て取っ払って、純粋に音に向かって頂きたい。そして、聴こえてくる音に対して動いてみる。前に行きたい音とか、ブレスがどれだけ大事なのか等、多大なる変化があると思います。実際に体験していくことが、本当の「自分と音の出会い」になると思います。

―セミナー当日は、皆さんにもエクササイズをして頂くのですね。

はい。ぜひ動きやすい服装と靴でお越し頂きたいと思います。座って話を聞くのではなく、全般的に動いて頂きたい、それが今回の狙いです。
ダルクローズ・リトミックは、リズム・ソルフェージュ・即興の3要素で成り立っていますが、今回は基本となるビートやビートの分割についてお話します。例えば20数項目あるリズムの中には「クロス・リズム」というのがありまして(例:5拍の中に2拍、3拍の中に2拍入れる等)、これをアバウトではなくしっかり身につけることができます。

―どのようなきっかけでダルクローズと出会ったのでしょうか?

10数年前、打楽器奏者として参加した講座で知りました。当時指導もしていましたが、ぎこちない身体の生徒にどうやって教えればよいか、色々考えていた時期でした。これは本格的に勉強して伝えなければと思い、日本と米国で学んでライセンスを取得しました。演奏家だけでなく、音楽療法や他の職業の方に対しても、音楽の根本を伝えることができる。もっと枠を広げていえば、音楽の力を借りて人間教育ができると思うのです。(2009年3月2日 東京)


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