特集記事「指導者検定参加者の横顔:参加者の傾向」をアップ
グラフ1は1996年度以降の全参加者の年令分布(参加時の)、中心層は20-40代で、中でも30代がのべ800名以上で最も多い。
これまでの各種アンケート等から判断すると、20代-30代前半の方は、学校を卒業して指導者となってからの実地研修として捉えている方が多く、参加のきっかけは、師事している先生経由で、という場合が多い。それに対して、30代後半から40代、またはそれ以上の年代層の場合、ある程度の指導経験を積んでいる方が当然ながらほとんどで、その主なきっかけとしては
「今までの自分の指導の振り返り、総括をしたかった」
「コンペやステップでがんばる生徒の姿を見て、自分ももっとレベルを上げなければ、と思った」
「日頃のレッスンにマンネリ化を感じていて、刺激と飛躍が欲しかった」
など、自ら問題点を掘り起こしてそれを解決する姿勢が見受けられる。
2008年度からは年令制限が18歳以上となって、10代という層も少数だが出現した。まだ大学生の方が地元で受けられるという事をきっかけにピアノ実技に挑戦した例、これもほとんどが指導者からの勧めによるもの。将来指導者となる時の事を考えて、という部分もあるが選択課題なので、現在手がけている曲目で参加できる、という容易さも手伝っていると思われる。
50代は全体の中では少なめ、とはいえそれでも200名近くの参加がありさらに60代、70代の方がほんのわずかでも存在する、というのはその学習意欲には尊敬の念を禁じえない。
グラフ2は年令構成の経年変化(2008年は10月までのデータで算出)である。各年の参加者数が100-200人台の母数だと誤差の方が大きいようだが、その中で50代が少しずつだが確実に増加しているのが目立つ。

