1.指導実技


学習ガイド(指導実技) 

指導実技は、10~15分間の審査時間で、1曲をレッスンすることになります。1曲あたりのレッスン時間としては、日頃のレッスンとほぼ同様の条件にすることで、日頃のレッスンの中で指導実技の対策を積んでいただくことを期待しています。

<審査の観点>
指導実技は、指導実績のあるベテランの指導者から、幅広い観点で審査をしていただきます。指導実技の対策としては、下記の観点を参考にされるのも一つの方法となるでしょう。

(1)生徒対応に関する観点生徒の年齢や性格、学習進度に合わせ、良好なコミュニケーションがとれているか。生徒の学習意欲の維持・向上を促せたか。
(2)課題抽出に関する観点生徒の初回演奏から、適切に課題抽出がされているか。すぐに解決できる課題か、長期的に対応すべき課題かを把握しているか。
(3)課題解決に関する観点各課題を解決するための、適切な口頭説明や見本演奏、効果的な練習方法の提案がなされているか。
(4)時間配分に関する観点10~15分間の1曲のレッスン時間の中で、優先順位付け、効果的な時間配分、レッスン進行がなされているか。
(5)指導効果に関する観点総合的な視点において、生徒の演奏に改善が見られたか。レッスンの効果はあったか。

<参加の留意点>
指導実技は、審査員や他の受験者の前での公開のレッスンになります。また、モデル生徒も、初めて顔合わせをする方々になります。会場によっては、マイクを使用する場合もございます。日頃のレッスンとは、一部異なる環境の中でのレッスンである点を予めご留意ください。

<採点票の活用>
採点票には、3名の審査員1人1人より、総合評価による採点のほか、直筆の講評をいただきます。各指導実技の審査の観点をベースに、「優れているポイント」および「改善が望まれるポイント」が、各審査員の視点で具体的に挙げられています。今後のレッスンにも役立つ内容ですので、十分にご活用ください。

<講評の活用>
指導実技の審査の終了後は、原則として、「講評」の時間が設けられております。当日の審査員から、指導実技に関する口頭での講評・アドバイスをいただきます。質疑応答も可能ですので、学習上の疑問点などがありましたら、積極的にこの機会をご活用ください。

<継続的な本番の活用>
ピティナ・ピアノ指導者検定は、指導力の研鑽を最大の目的として実施しています。指導者検定の合格取得に向けた日頃の研鑽、本番での経験によって得られる効果は、生徒たちのコンクールやステップの本番の機会によって得られる効果と、まさに共通しています。指導力の継続的な研鑽の機会を提供するために、すでに合格取得されている方の継続参加も奨励しています。また、さらに高い目標をもって研鑽を積まれる方のために、また、さらに高い指導力の証として、各試験の成績優秀者には、「優秀賞」の授与もございますので、目標の1つとしてご活用ください。