小佐野 圭 Osano, Kei/ピアノ




プロフィール

1958年山梨生まれ。国立音楽大学を卒業、同大学院修了。ピアノを(故)数野洋子、藤澤克江、長峰和子、御木本澄子の各氏に師事。在学中は、イェルク・デームス、ペーター・ショイムシュ、エリック・ハイドシェック、各氏に師事を受ける。ソルフェージュ・音楽理論は坪野春枝氏に師事。在学中に東京文化会館推薦音楽会出演。1980年武岡賞受賞。82年甲府、東京にてデビュー・リサイタルを開催。84年には年東京交響楽団主催公演/秋山和慶の指揮でベートーヴェンピアノ協奏曲第5番《皇帝》を演奏するなど、これまでに国内のオーケストラと数多く共演。全国各地で演奏活動をする他、東京で定期的にソロ・リサイタルを行なっている。最近の大きなプロジェクトは2005年よりあしかけ8年計画のベートーヴェンソナタ全曲シリーズを成功裡に終えたことである。全8回のチクルス構成は、第1回目《愛》を皮切りに《現実》から《克服》へ、さらに《生命力》《予感》《あこがれ》《希望》を経て《祈り》へと進むプログラム構成とした。2005年紀尾井ホール、2006年紀尾井ホール、2007年東京文化会館、2008年東京文化会館、そして2009年銀座王子ホール。2010年3月22日(月祝)は銀座王子ホール。2011年3月29日(火)は東京文化会館開催。8年連続シリーズ最終公演は山梨公演2012年3月25日(日)ふじさんホール。2012年3月29日(木)王子ホールにて、8年の幕を閉じた。2012年9月16日(日)パルテノン多摩にて、指揮:野本由紀夫玉川大学管弦楽団でラフマニノフ協奏曲第2番を共演した。2013年は韓国からDUOおさのにオファーがかかり、日本代表として10月22日釜山文化会館にてリサイタルを開催し親善交流として活躍した。
ソロ活動の他、94年に、小佐野実穂と“デュオ おさの”を結成。最近では、楽しいトークを交えた聴衆主導型の演奏会を企画し、好評を博している。2004年には、ラファエル・クーベリックの曾孫にあたるヴァイオリンのレネ・クーベリックとチェロのヴァーツラフ・アダミーラの両氏と共に、“ROAトリオ”を結成し、全国6カ所の公演を行なった。
演奏活動の他、教育活動にも積極的で、全国各地にて演奏講座、レクチャーコンサート、学校の音楽鑑賞会での演奏等を行なっている。国立音楽大学ベートーヴェン研究所の企画では、《ベートーヴェン/告別ソナタの解釈と演奏》と題した催しを行い、2007年にはヤマハ立川店主催による《ベートーヴェン ピアノソナタ徹底研究》をスタートし、2011年8月29日(月)に第5回目を開催。また、日本国内のみならず、ドイツ/マンハイム、パリ、イタリア、香港等、活躍の場を海外に広げている。
近年は社会貢献へのプロジェクトに力を注いでいる。2002年より社会において貢献できる人材育成を目標に「小佐野門下生による新進ピアニストの夕べ」と称し企画プロデュースを手がけ、後進を育てている。また、故郷の文化向上のために、山梨県での演奏、教育活動も積極的に行なっている。「調演奏会」は20年間続けて地元、山梨の文化向上に貢献している。最近では2013年、山梨県国民文化祭にて桃源郷ホールにて新曲「祈りの果実」作曲、信長貴富氏、作詞、覚 和歌子氏、指揮:高柳勉氏、ピアノ伴奏を行ない大好評を得た。「富士と緑の音楽祭(旧)ふじよしだ音楽祭」(山梨県富士吉田市/渡辺公男委員長)の実行委員も務める。現在までにゲストとして、大崎 結 真・泉ゆりの・須藤梨菜・津島 圭佑・神谷郁代・尾崎有飛・梅村知世・江夏真理奈を招聘した。2014年は、菅原 望さんを2013年8月3日(日)富士吉田市民会館(大)にて招聘予定。
2005年《デュオおさの/ラ・ヴァルス》のCDをLIVE NOTESレーベルより発売。2009年春には2枚目のCD《デュオおさの/Rhapsody in Blue》をリリース。現在、玉川大学芸術学部教授、国立音楽大学非常勤講師、甲斐清和(かいせいか)高校(旧:甲府湯田高校)講師、(社)全日本ピアノ指導者協会評議員。川口市青少年のためのピアノコンクール審査員。国際ピアノデュオ協会会員。(社)日本演奏連盟会員。2008年よりPTNA「国立プレリュードステーション」代表。全日本音楽研究会常任理事(就任2013年6月)

ピティナ後援コンサート 実績

ホーム > ピアノコンサート > トークコンサート > アーティスト個別ページ